Appleがダークデータを専門とするIT企業Lattice Dataを買収 買収額は2億ドル(約226億円)

Appleは眠っているデジタル情報、いわゆる“ダークデータ”の活用を検討しているようだ。

TechCrunchは14日、Appleがダークデータを専門に扱っているIT企業Lattice Dataを買収したことを報道している。買収額は2億ドル、日本円にすると約226億円だ。

AI分野への投資か 買収額は約2億ドル

Appleが買収したLattice Dataは、アメリカのカリフォルニアに本拠地を置くIT企業。2015年にスタンフォード大学で開発されたダークデータを取り扱うシステム「Deep Drive」を商品化するために誕生した会社だ。

ダークデータとは有効活用はされていないものの、何らかの理由でとりあえず収集・保存されているデータたちのこと。企業が入手できるビッグデータのうち、これまで活用できなかった巨大データで、ただただストレージだけを食うお荷物のような存在だ。

このようなデータが発生する理由は、我々人間が全ての情報を取捨選別できていないから。ダークデータと呼ばれるデータ群の中に活用できる情報は数多く残されたままで、実は有用な情報がいっぱい詰まっている。

Lattice Dataの「Deep Drive」は、これらダークデータの中から有用な情報を見つけ出し、何かしらに活用することを目的として開発された。

世の中に存在するビッグデータは1年間で2倍に拡大、2020年にはなんと44兆GBにまで膨れ上がると言われているが、その中でもダークデータは全ビッグデータのうち約90%を占める。

本来は無意味な情報の塊でしかないが、ダークデータを収集する技術を活用することで、役に立たないと思っていたデータが意味のあるものに変化。調査会社IDCによれば、ダークデータ全体の37%が有用な情報として活用できるようになると推測されている。金額にすると、4,300億ドル以上の価値になるとのこと。

アメリカなどではダークデータを活用する技術が積極的に研究されており、今回のLattice Dataはその技術を持つ企業のひとつ。

AppleがLattice Dataを買収することによって何をしたいのかは分からないが、もしかするとAI関連の技術で活用しようとしているのかもしれない。将来的に「Siri」がもっと賢くなるかも?

ちなみに、買収協議は数週間以上前にすでに合意に達しており、同社の従業員20名はAppleに籍を移したと報道されているが、いつも通りAppleは買収に関する発表は一切行なっていない。

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