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Bluetooth LE、メッシュネットワークに対応へ ホームデバイス同士の通信が可能に

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近い将来、人間は数多のホームデバイスに囲まれて生活する時代が来る。最近では、AppleがHomeKitを開発者向けにリリースしたことによって、iOSと連携したホームデバイスが登場するようになった。

これらのホームデバイスは、基本的にiPhoneやiPadなどのスマートフォン、タブレットをハブに動作するように作られているが、これからはホームデバイス同士が相互に接続されたネットワークを構築できるようになる。

Bluetooth 4.0以降のバージョンでメッシュネットワークの構築が可能に

Bluetooth無線技術の推進を行なっている業界団体Bluetooth Special Interest Group (SIG)は、Bluetoothのワイヤレス通信技術仕様を更新。Bluetooth LEに「メッシュネットワーク」機能を導入することによって、Bluetoothデバイス同士の通信を可能にしたことを発表している。

今回、Bluetooth SIGが発表した「メッシュネットワーク」機能は、Bluetooth LEを搭載したデバイス同士が相互に通信できるネットワーク技術。それぞれのデバイスが「多対多(many-to-many)」による接続でデータのやり取りが可能になったことに加えて、複数のデバイスを介することによって、従来と同じ低電力無線技術を使用しながらも実質今までより遠くの距離まで通信することが可能になった。

同規格が主に使用されるのはIoTなどのスマートホームデバイス。家中に点在するホームデバイスをひとつのネットワークで接続することが可能だ。

例えばあなたが車で家に帰ってきたとき、ガレージから遠く離れた位置の家電まで、数々のホームデバイスを経由して通信を伝えることができる。各ホームデバイスが発するネットワーク内に入ることさえできれば、どこからでもデバイスをコントロールすることが可能になるということだ。

Bluetooth LEのメッシュネットワークの通信速度は、最大1メガビット/秒までしか利用できないため、Wi-Fiを代替するには至らないが、比較的少ない通信量で動作するホームデバイスの通信であれば特に問題はない。これで家庭内で電波の届きづらい”死角”をなくすこともできるはず。

また、このメッシュ・ネットワーク機能は法人にもメリットがある。この技術を駆使することで、工場内の自動化や商業ビルのオートメーション化に役立てることができる。

工業用機械やローカル環境を監視するセンサーネットワークを確立し、自動的に生産を最適化したり、セキュリティを維持するためのデータを提供し続けることができたり、機器の配置や部品の在庫管理にも使えると、Bluetooth SIGのマーク・パウエル執行取締役はコメントしている。

このメッシュネットワークは、本日からBluetooth 4.0以降で利用することが可能になるため、一般ユーザーもデバイスのファームウェアアップデートによって近いうちに利用できるようになると思われる。

ちなみに、AppleのデバイスだとすでにiPhoneやiPad、Macなど多数の端末がBluetooth 4.0以降をサポートしているため、多くのデバイスが同機能を利用できるようになるかもしれない。対応に関しては今後のアップデートに期待しよう。

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[ via The Verge ]

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。