当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

【徹底比較】「iPhone X」と「iPhone 8 / 8 Plus」の性能比較 価格や予約開始日、発売日もおさらい

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

本日、Appleは以前から噂されていた3つの新型iPhone、「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」、そして注目の「iPhone X」を発表した。

このうち「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」は、「iPhone 7 / 7 Plus」シリーズの正統後継モデルとしての立ち位置だが、「iPhone X」は初代iPhone生誕から10周年を記念したプレミアムモデル。

どの端末もスペックアップや新機能の追加が行われているので、当記事ではこれらのモデルはどれほどスペックが向上したのか、比較表などを使って検証してみたいと思う。

まず、「iPhone X」と「iPhone 8」シリーズの大まかな特徴についてまとめてみた。

「iPhone X」の特徴

  • 有機ELディスプレイ
  • 画面サイズは5.8インチ
  • 解像度2,436×1,125ピクセル
  • 顔認証機能「Face ID」
  • デュアルレンズカメラ
  • F値2.4のカメラレンズ
  • ベゼルレスデザイン
  • ステンレスフレームデザイン
  • インカメラにもポトレートモードあり
  • 「Touch ID」やホームボタンは廃止

「iPhone 8」シリーズの特徴

  • 液晶ディスプレイ
  • 画面サイズは4.7インチもしくは5.5インチ
  • 解像度:「iPhone 8」が1,334×750、「iPhone 8 Plus」は1,920×1,080ピクセル
  • ホームボタンと「Touch ID」が存在
  • 「iPhone 8」はシングルカメラ、「iPhone 8 Plus」はデュアルレンズカメラ
  • F値2.8のカメラレンズ
  • アルミフレームデザイン
  • 最軽量は「iPhone 8」の148g

「iPhone X」と「iPhone 8」シリーズに共通する特徴

  • 新プロセッサ「A11 Bionic」を搭載 ◀︎NEW!!
  • ワイヤレス充電に対応 ◀︎NEW!!
  • True Toneディスプレイを搭載 ◀︎NEW!!
  • ストレージ容量は64GB/256GB ◀︎NEW!!
  • 4K/60fps動画の撮影可能 ◀︎NEW!!
  • 高速充電に対応 ◀︎NEW!!
  • Bluetooth 5.0に対応 ◀︎NEW!!
  • 背面にガラスパネル使用 ◀︎NEW!!
  • 防水性能はIP67等級

「iPhone X」と「iPhone 8」シリーズ、デザインが全く異なる

以上が、「iPhone X」と「iPhone 8」シリーズの特徴。本体デザインから搭載された機能まで異なる点がかなり多く、同じiPhoneシリーズだが実質的に全く違う端末と言ってもいいくらい。

特にデザインの違いは大きい。「iPhone X」ではiPhoneシリーズで初めてホームボタンが廃止され、ベゼルが極狭に。さらに画面が端末全体に広がる全面ディスプレイデザインになったことから、「iPhone 7」シリーズのデザインを踏襲した「iPhone 8」とは見た目が全く異なるのは当然。

さらに、端末の素材も異なる。「iPhone 8」シリーズと「iPhone X」シリーズはどれも背面にガラスパネルが使用されているが、サイドのフレームだけアルミとステンレスと違いがある。ステンレスを採用する「iPhone X」はやはり高級感があり、それに比べるとアルミを採用する「iPhone 8」シリーズは少し安っぽい。

画面の質の高さは有機ELディスプレイを搭載した「iPhone X」

まだこの目で見たわけではないので断定はできないが、やはり有機ELディスプレイを搭載した「iPhone X」は画面が綺麗だと思う。その証拠に、Appleもそれをアピールするためか、「iPhone X」の画面を「Retina」よりも上の「Super Retina」と表現している。

さらに、黒の表現に長けた有機ELディスプレイを使用することで、黒いベゼルと画面の境界を曖昧にすることができるとされる。実際に黒い壁紙も「iOS 11」で用意されているので、壁紙によっては「iPhone X」はかなりクールになるのでは。

ただ、「iPhone 8」も劣っているわけではない。というのも、今回のiPhoneには全機種で「True Tone」ディスプレイが採用されており、周囲の環境光を自動で検出し、画面の色合いを微妙に変更することが可能。これがあれば外で使うときも画面を見やすくなる上に、さらには高色域にも対応しているため、一般的なスマホよりも発色は綺麗なはず。

生体認証「Touch ID」と「Face ID」

 

また、「iPhone X」はホームボタンの廃止によって「Touch ID」が廃止された代わりに、新たに顔認証機能の「Face ID」が搭載された

この「Face ID」は、iPhoneがユーザーの顔を立体的に認識。iPhoneに顔を向けた際に、顔の特徴から画面のロックの解除や「Apple Pay」の決済などができるようになっている。暗闇での認識も可能な上に、髪型の変更(イメチェン)や帽子やメガネを身につけていたとしても認識することができるという。

一応、Apple的には「Touch ID」の上位互換のような機能らしい。今まで「Touch ID」ができていたことは全て「Face ID」ができるようになっているようだ。これがもし本当だったら、今度のiPhoneやiPadには「Face ID」が搭載され、さらにはMacなどにも搭載されるかも。

画面サイズはiPhone X>iPhone 8 Plus>iPhone 8

「iPhone X」は端末全面がディスプレイになったことから、画面がとても大きくなった。それは、これまで最も大きかった「Plus」モデルよりも大きい5.8インチ。しかし、端末サイズは「Plus」モデルよりも小さく、軽い。さすがに「iPhone 8」に比べたら軽さやコンパクトさでは負けてしまうが、それでも海外メディアからの報告ではかなり持ちやすいとのこと。

ちなみに画面解像度は「iPhone 8」が1,334×750ピクセル、「iPhone 8 Plus」は1,920×1,080ピクセル。これに対して、「iPhone X」の解像度は2,436×1,125ピクセルと、結構大きい。

カメラ性能では「iPhone X」が最も高性能

今回発表された3つのiPhoneは全て1,200万画素の背面カメラを搭載し、さほど大きな違いはない。4K/60fpsのヌルヌルな4K動画を撮影できる点も同じ。

ただ、「iPhone X」のデュアルカメラの望遠レンズは、F値2.4と明るい。これに対して「iPhone 8 Plus」はF値2.8。「iPhone 8 Plus」のレンズも悪いものではないが、どちらが優れているかというとやはり「iPhone X」も軍配があがるだろう。また、iPhoneにはセルフィー写真が撮れるインカメラが搭載されているのだが、こちらも「iPhone X」であればポートレートモードで背景をぼかす処理を加えることができる。インスタ映えする写真を撮りたいなら、「iPhone X」一択か。

プレミアムな価格設定の「iPhone X」、「iPhone 8」が安く見えるレベル

性能的にも先進性という意味でも、「iPhone X」が一人勝ち状態であることは明らか。ただし唯一、「iPhone X」に勝てない点がある。それはコストパフォーマンス

3つの端末のそれぞれの価格は以下の通り。「iPhone 8」シリーズで最も安いモデルは8万5800円で買えるのに対して、「iPhone X」はまさかの11万円越え。しかもストレージ容量が64GBで足りない場合は、さらに2万5千円追加して、約13万円の出費となる。これは本当にスマホの値段なのだろうか??

iPhone X iPhone 8 iPhone 8 Plus
64GB:112,800円
256GB:129,800円
64GB:78,800円
256GB:95,800円
64GB:89,800円
256GB:106,800円

つまり、「iPhone X」を買う方は、この11万円以上の価値を見出せた人だけ。10周年を記念したモデルなので、個人的には買うつもりをしているが、一体どれほどのユーザーが同端末を購入する予定なのか、気になるところ。

ちなみに、発表イベント前にアンケートをとった結果、このような結果が出ている。

ワイヤレス充電や高速充電機能、「A11 Bionic」プロセッサ搭載などは共通

そのほか、全次期iPhoneはワイヤレス充電や高速充電に対応する。また、どのモデルも新プロセッサ「A11 Bionic」を搭載し、性能はさほど変わりはないとされる。よって、性能だけで選ぶ場合は、「iPhone X」を選ぼうと「iPhone 8」を選ぼうとオッケー。ただし、先進的な「Face ID」やベゼルレス端末を楽しみたい人、セルフィー写真を多数撮影する人、高級感のある端末を持ちたい人は少し高いが「iPhone X」の購入を検討するべきだろう。

「A11 Bionic」プロセッサ
Appleの発表によれば、従来の「A10」プロセッサに比べて高性能コアが25%、高効率コアは70%ほど処理が高速化。さらに、グラフィック性能も従来プロセッサに比べて30%高速化されており、消費電力も50%以下になったとのこと。

 以下、「iPhone X」と「iPhone  8」シリーズの比較表を作成してみた。高い買い物になるため、どのモデルを買うかは慎重に吟味していただきたい。

ちなみに、「iPhone X」の発売日は「iPhone 8」シリーズから1ヶ月以上遅れることがアナウンスされているが、「iPhone 8」シリーズに関しては9月15日(金)16:01には予約受付が開始される。もし、「iPhone 8」の購入に傾いているようだったら、予約受付に遅れないように準備しておこう。

  iPhone X iPhone 8 iPhone 8 Plus
ディスプレイ 3D Touch搭載
Super Retina HDディスプレイ
オールスクリーンOLED Multi-Touchディスプレイ
HDRディスプレイ

広色域ディスプレイ(P3)
True Toneディスプレイ
3D Touch搭載
Retina HDディスプレイ
IPSテクノロジー搭載Multi-Touchディスプレイ
広色域ディスプレイ(P3)
True Toneディスプレイ
3D Touch搭載
Retina HDディスプレイ
IPSテクノロジー搭載Multi-Touchディスプレイ
広色域ディスプレイ(P3)
True Toneディスプレイ
ディスプレイサイズ 5.8インチ 4.7インチ 5.5インチ
解像度 2,436 × 1,125ピクセル
(458ppi)
1,334 × 750ピクセル
(326ppi)
1,920 × 1,080ピクセル
(401ppi)
プロセッサ A11 Bionicチップ
ニューラルエンジン
M11モーションコプロセッサ
外向きカメラ 広角カメラ
12Mピクセル(1200万画素)
f/1.8

望遠カメラ
12Mピクセル(1200万画素)
f/2.4

光学ズーム
最大10倍のデジタルズーム
ポートレートモード
ポートレートライティング
デュアル光学式手ぶれ補正
6枚構成のレンズ
クアッドLED True Toneフラッシュとスローシンクロ
手ぶれ補正機能を使ったLive Photos

12Mピクセル(1200万画素)
f/1.8
最大5倍のデジタルズーム
光学式手ぶれ補正
6枚構成のレンズ
クアッドLED True Toneフラッシュ
手ぶれ補正機能を使ったLive Photos
広角カメラ
12Mピクセル(1200万画素)
f/1.8

望遠カメラ
12Mピクセル(1200万画素)
f/2.8

光学ズーム
最大10倍のデジタルズーム
ポートレートモード
ポートレートライティング
光学式手ぶれ補正
6枚構成のレンズ
クアッドLED True Toneフラッシュ
手ぶれ補正機能を使ったLive Photos

ビデオ撮影 4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps)
1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)
720p HDビデオ撮影(30fps)
クアッドLED True Toneフラッシュ
1080p(120fpsまたは240fps)スローモーションビデオに対応
4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps)
1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)
720p HDビデオ撮影(30fps)
クアッドLED True Toneフラッシュ
1080p(120fps)および720p(240fps)スローモーションビデオに対応
4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps)
1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)
720p HDビデオ撮影(30fps)
クアッドLED True Toneフラッシュ
1080p(120fps)および720p(240fps)スローモーションビデオに対応
内向きカメラ 7Mピクセル(700万画素)
f/2.2
1080p HDビデオ撮影
Retina Flash
ポートレートモード
ポートレートライティング
アニ文字
7Mピクセル(700万画素)
f/2.2
1080p HDビデオ撮影
Retina Flash
7Mピクセル(700万画素)
f/2.2
1080p HDビデオ撮影
Retina Flash
センサー Face ID
3軸ジャイロ
加速度センサー
近接センサー
環境光センサー
気圧計
Touch ID(第2世代)
3軸ジャイロ
加速度センサー
近接センサー
環境光センサー
気圧計
通信 MIMO対応802.11ac Wi‑Fi
Bluetooth 5.0
リーダーモード対応NFC
FeliCa
バッテリー

連続通話時間:最大21時間

インターネット利用
Wi-Fi:最大12時間
4G LTE:最大12時間

高速充電に対応(30分で最大50%充電)
Qi充電器によるワイヤレス充電に対応

連続通話時間:最大14時間

インターネット利用
Wi-Fi:最大12時間
4G LTE:最大12時間

高速充電に対応(30分で最大50%充電)
Qi充電器によるワイヤレス充電に対応

連続通話時間:最大21時間

インターネット利用
Wi-Fi:最大13時間
4G LTE:最大13時間

高速充電(30分で最大50%充電)
Qi充電器によるワイヤレス充電

ホームボタン ×
ヘッドホン端子 ×
スピーカー 2基(ステレオ)
防水性能 IP67等級 IP67等級 IP67等級
本体サイズ 縦143.6 × 横70.9 ×厚さ7.7 mm 縦138.4 × 横67.3 ×厚さ7.3 mm 縦158.4 × 横78.1 ×厚さ7.5 mm
重量 174g 148g 202g
カラー スペースグレイ
シルバー
ゴールド
シルバー
スペースグレイ
ゴールド
シルバー
スペースグレイ
価格 64GB:112,800円
256GB:129,800円
64GB:78,800円
256GB:95,800円
64GB:89,800円
256GB:106,800円
▶︎ iPhone X・iPhone 8 / 8 Plusの予約・購入は以下の公式オンラインショップから!24時間受付中!

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、Apple Watch、FaceTime、GarageBand、HomePod、iMovie、iPad、iPhone、iPhoto、iSight、iTunes、Retinaは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※App Store、AppleCare、iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。