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【レビュー】Tronsmartの「T6 Bluetoothスピーカー」、部屋全体に音が響く360度スピーカー

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最近、徐々にだが数が増えてきている360度スピーカー。本体の表面360度にスピーカーが配置されているため、部屋全体に音が満遍なく行き渡るのが最大の特徴だ。

これまでは高級メーカーからしか、この類の製品は発売されていなかったのだが、いよいよ一般ユーザーでも気軽に購入できる時代がやってきたようだ。

今回紹介するのは、Tronsmartの「T6 Bluetoothスピーカー」。わずか4,000円程度で360度スピーカーで音楽を楽しめる。以下で、同製品の実際の使用感や仕様をチェックしていきたいと思う。

「T6 Bluetoothスピーカー」の外観

こちらが、Tronsmartの「T6 Bluetoothスピーカー」。形状は円筒形で、一般的な水筒ぐらいの大きさ、500mmのペットボトルよりも少しだけ大きいくらい。

本体の全周はメッシュ状になっていて、中にスピーカーが内蔵されているようだ。

上部には再生コントロール系のボタンが用意されていて、音楽の再生や停止、曲送りや曲戻しの他にも、電源ボタンと受話ボタンが用意されている。

同端末はBluetoothスピーカーなので、基本はスマホやタブレットなどとワイヤレスで接続するが、もし電話が鳴った場合は上部の受話ボタンを押せば、ハンズフリーで話すことができる。全方位スピーカーなので、周りに話は筒抜けだが、どこにいても話が聞けるので便利といえば便利。

ちなみに、これらの操作ボタンの周りにはスピーカーの現在の状態を伝えるLEDが配置。この色が青であればBluetooth接続中、緑であればAUX接続中、充電中であれば赤色に変化。一目で現在のステータスを確認することができる。

また、LEDの周りにはスピーカーのボリュームを変更するためのシルバーリングが用意されていて、これを回すことでスマホに触らなくても音量を変更することが可能だ。

スピーカーの充電は側面のmicroUSBポートで行う。端子はキャップで隠されているので、このキャップを爪などで引っ張り出すことで使用できる。microUSBポートの隣には、3.5mmオーディオジャックが用意されていて、ワイヤレス接続ができない端末でも接続することが可能だ。

ちなみに、ポートを隠しているキャップがあまりにしっかりした作りになっていたため「もしかして防水?」と思い、Tronsmartに問い合わせてみたのだが、残念ながら防水ではないとのこと。

あと、実はスピーカー底面にも”ある仕掛け”が用意されているのだが、こちらについては後で触れたいと思う。

低音が本体底から抜ける仕組みで、重低音がしっかりと鳴り響く

さて、ここからは肝心な音について。

同スピーカーの最大の特徴は冒頭でも触れたように、360度全方位に音を出すことができるという点。部屋のどこに置いたとしても、ムラのない音質を楽しむことができる。

スピーカーの出力は最大25W。側面に12.5Wのスピーカーが2個配置されており、その音が360度に広がる仕組み。実際に耳を近づけてみると、確かにどの方向にも音が出ていることを確認できる。

同スピーカーの出す音は、高音から低音まで正確な音を出せている印象。ただ、筆者が個人的に気に入っているのは、迫力のある低音。

最初、この「T6 Bluetoothスピーカー」を使って音楽を聴いた時は、迫力のある低音に少し感動した。この低音はどこから?

その秘密は、先ほど少し触れた本体底面にあるウーファーのようなスピーカー。Tronsmartに問い合わせたところ、これはウーファーではなく低音を逃がすためのスピーカーであるとのことだが、低音を強調する際はシルバーの振動板がズンズンと振動するほど。

迫力のある低音はここで生まれ、テーブルの上に置くとその振動がダイレクトに伝わってくる。これが4,000円程度で買えるのはお買い得感がある。

ただ、「T6 Bluetoothスピーカー」には少し気になる点もある。それは夜間に室内で聴く時など、音を絞って聴く時に音が不安定になるということ。

また、音を絞らずとも、ピアノソロ曲のように静かな曲では、音が強くなったり弱くなったりとウニウニもしくはフニャフニャした音を出すことがある。そのため、あまり大きな音を出せない環境で使うのには不向きのように感じた。

どちらかというと、大人数で集まって遊ぶ時や、アクションゲームや映画を見るときなどに向いているのかもしれない。

ちなみに、同スピーカーはバッテリー容量が5,200mAhと大きい。普通に使用すれば、最大15時間ほど保つ計算になるとのことなので、アウトドアで使うのにも問題はなさそうだ。

以上が、Tronsmartの「T6 Bluetoothスピーカー」の全体的な使用感だ。

見た目・デザインはなかなか良く、360度どの方向にも音が均一に広がるおかげで部屋のどこにいても変わらず音楽を楽しむことができる。また、本体底面にあるスピーカーから生まれる迫力のある低音もグッドだ。

ただし、ピアノなどがメインの静かな曲を聴いた場合、もしくは音量を絞って音楽を再生した場合に音量が不安定になるのは先ほども紹介した通り。曲の終わりなどの音量が下がる場所では一気に音がなくなってしまい、突然曲が終わってしまうという現象が起こることもある。

最初から最後まで賑やかな曲は問題ないのだが、静かな部分は苦手なスピーカーなのかもしれない。この点がしっかりしていれば100点満点だっただけに少し残念だ。

とはいえ、迫力のある360度音楽を楽しみたい人にはかなりオススメできるスピーカーであることは間違いなく、できるだけ音量を上げるなどの対策をすれば静かな曲も問題なく楽しむことができるので、個人的にはそこそこ優秀なワイヤレススピーカーだと感じた。

「T6 Bluetoothスピーカー」はAmazonで4,389円で販売中(2017年9月17日時点)。360度スピーカーの割にはかなり安く、コスパに優れた製品なので、気になった方はぜひAmazonでチェックしてみていただければ幸いだ。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。