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【レビュー】Belkinの「Boost↑Up Qi Wireless Charging Pad (5W)」で「iPhone 8」をワイヤレス充電してみた

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今月22日、AppleはiPhoneシリーズとして初めてワイヤレス充電に対応した新型iPhoneの「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」を発売した。また、11月3日には最上位モデル「iPhone X」を発売する。

これらの端末は、端末背面にワイヤレス充電用のコイルが内蔵されており、充電パッドの上に置くことで、ケーブルに接続せず(ワイヤレス)に充電することができるようになった。なんて便利、まさに夢のような話。

Android端末などでは当たり前な機能かもしれないが、これはiPhoneではどのように動作するのだろうか。実際にテストしてみたい。

先日、Belkinが「iPhone 8」や「iPhone X」が充電できるワイヤレス充電パッド「Boost↑Up Qi Wireless Charging Pad (5W)」を発売しており、試しに購入してみた。

同記事では製品の特徴や使い方を紹介するとともに、新型iPhoneのワイヤレス充電の使用感レポートをお届けしようと思う。また、ワイヤレス充電が可能なApple Watchについても充電できるのかも含めて検証してみたので、そちらも気になる方はどうぞ。

充電器本体のデザインはとてもスタイリッシュ

こちらが、「Boost↑Up Qi Wireless Charging Pad (5W)」。1A出力に対応したエントリーモデルとなっており、Amazonでは3,383円で購入することが可能だ(記事公開:2017年9月25日時点)。

ブラックでスタイリッシュなデザインが特徴的で、底面もお椀のように丸みを帯びており、Belkinらしいスマートな製品デザインになっている。

ワイヤレス充電器の中では少し大きめのパッドを持っていることに加えて、充電パッドの表面に高摩擦素材が使用されているため、iPhoneなどスマホが滑り落ちたりせず、安定感のある充電環境を提供できる。底面にも滑り止めがあり、充電器がなるべく動かないように配慮されていたりもする。

ワイヤレス充電器と電源の接続は、同梱のmicroUSBケーブルで。ケーブルの長さは約2mほどと、ただし、電源アダプタは別売りになるため、もし必要であれば購入するか、iPhoneやiPadの充電器を流用すればいいだろう。

早速、ワイヤレス充電器の上に「iPhone 8 Plus」を載せてみたが、ワイヤレス充電器に対応する「iPhone 8」シリーズは、ワイヤレス充電器の上に乗せるだけで充電が開始された。

置く場所はパッドの上にあるサークルの真ん中に置くようにする。ちなみに、サークルの外では充電することができない。充電が開始されるとパッドの端に用意されたLEDが緑に光り、充電中かそうでないかが確認できる仕組みとなっている。

Belkinによると、同製品はワイヤレス充電規格「Qi」のスタンダード充電(5W/1A)に対応し、充電速度は従来の5ワット有線アダプターを使用した場合と同程度。体感的には少々遅く感じるものの、iPhone付属の純正電源アダプタを同ワイヤレス充電器に置き換えることが可能だ。

ちなみに、同製品は「Galaxy S8」シリーズなどワイヤレス充電に対応したAndroid端末も充電できる。※

※筆者の環境では未検証だが、Belkinによれば以下の端末でワイヤレス充電できるとのこと。

Galaxy S3, Galaxy S4, Galaxy S5, Galaxy S6, Galaxy S6 edge, Galaxy S7, Galaxy S8, Galaxy S8+, Galaxy Note 8.0, Nexus 7, Nexus, iPhone 8, iPhone 8 Plus, iPhone X

せっかくQi対応ワイヤレス充電器を手に入れたので、「Qi」に対応したワイヤレス充電レシーバーを装着した「iPhone 7 Plus」や「iPhone 6s」、「iPhone 5s」なども充電してみた。

これらの端末はもともとワイヤレス充電に対応していないが、ワイヤレス充電レシーバーを装着することでワイヤレス充電することができる。保護ケースと本体の間に挟んで使用すると便利。

こちらも難なく充電できたため、Qiに対応さえしてれば基本的にはどの端末も充電できると考えて良いだろう。

残念ながら「Apple Watch」の充電はできない

おそらく多くの方が気になっているであろう、「Apple Watchも充電できるのか問題」。同じくワイヤレス充電規格「Qi」を採用している「Apple Watch」も充電することができるのだろうか。

検証は「Apple Watch Series 2」と「Apple Watch Series 3」で行った

結論から言うと、充電はできない。理由は不明だが、おそらく「Apple Watch」は純正充電器(もしくはMFiライセンスを取得した製品)のみで充電できるように、Appleがソフトウェア側で制御しているからだろう。もし、同じワイヤレス充電器でiPhoneを充電したいなら、来年発売予定の純正ワイヤレス充電器「AirPower」の登場を待ってみるといいかもしれない。

ただし、AirPowerが対応するのは、「Apple Watch Series 3」のみとなっていることに注意が必要だ。

ワイヤレス充電するならiPhoneケースの厚さは3mmまで

ちなみに、iPhoneシリーズがワイヤレス充電できるようになったのはとても便利だが、ひとつだけ知っておくべきことがある。

それは、iPhoneの保護ケースの厚さによっては充電できない可能性があるということ。

Belkinの製品説明欄を見ると、「iPhoneを厚さ3mmまでのほとんどのケースに入れたまま充電できます」と書いてあるため、裏を返せば、厚さ3mm以上のケースを装着した場合、デバイスを充電できない可能性がある。もし、これからiPhoneケースを購入する場合はこの点に注意して、保護ケースを選んでいただければと思う。

まとめ

今回は、「Boost↑Up Qi Wireless Charging Pad (5W)」を紹介した。

Appleは今後のソフトウェアアップデートで、7.5Wでの高速ワイヤレス充電をサポートする予定なので、今後は「Boost↑Up Qi Wireless Charging Pad (5W)」よりもっと早く充電できる製品が多く登場してくるだろう。文中でも触れたように、「AirPower」も2018年に登場するし、Belkinも7.5Wに対応するワイヤレス充電器を発売済みだ。

ただ、価格や性能を考えると、ワイヤレス充電を体験するには、「Boost↑Up Qi Wireless Charging Pad (5W)」も十分な性能を持っていると言える。

iPhoneを使わないときに、充電パッドの上に置いておけば、いざ使うときにバッテリー残量を気にすることなく使うことができ、うっかりの充電ミスを防ぐには最適のアイテムだ。もちろん、充電ケーブルからの束縛から解放されることができるという点にも注目していただきたい。

また、ワイヤレス充電器のデザインはスタイリッシュで、オフィスや自宅のデスクにもピッタリというのも重要なポイント。机の上に置くだけで充電が開始される次世代の充電スタイルを是非体験してみてほしい。

「Boost↑Up Qi Wireless Charging Pad (5W)」は、「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」、そして「iPhone X」で利用することができる。価格は前述した通り3,383円、今なら注文から数日で自宅に届くとのことだ(記事公開:2017年9月25日時点)。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。