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Intel製CPUに重大な設計ミス OSアップデートで修正が可能だが処理性能が落ちる可能性

過去10年以内に製造されたIntel製プロセッサに、重大な設計ミスがあることが明らかになった。

The Registerによると、これらのプロセッサには設計上の欠陥や一部セキュリティの脆弱性が発見されており、パスワードやログインキーなどを格納したカーネルメモリーに外部からアクセスすることができるため、最悪の場合、ユーザーのIDやパスワードなど重要な情報が読み取られる可能性があるとのこと。

Intel製プロセッサに設計ミス、OSアップデートでの修正が必要

同欠陥は、Windowsだけでなく、macOSやLinuxなど各OSに影響する。欠陥はIntel x86ハードウェアにあるため、マイクロコードアップデートによる修正は不可能で、OSのアップデートで修正が可能であるという。ただし、カーネルメモリーをユーザープロセスから完全に分離する方法を取る必要があるため、プロセッサの処理性能の低下は避けられないとみられている。

プロセッサの性能低下は5%から最大で30%程度。主にWindowsやLinuxでの低下が指摘されており、Linuxはすでに同問題を修正しているものの、プロセッサやアプリケーションによっては、最大で30%のパフォーマンス低下が確認されている。Macに関してはどの程度性能が落ちるかは明らかになっていない。

この欠陥はまだ見つかったばかりで、まだ明らかになっていることが少ない。今月下旬には設計の欠陥に関して詳細が発表される予定だが、おそらくそれよりも前に各OSのアップデートが実施されるものと予想される。

【追記(2018/01/04 6:30)】
Appleはすでに「macOS High Sierra 10.13.2」で同問題に対応していることが判明。詳細は以下の記事から。

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[ via MacRumors ]

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