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2019年発売の新iPhone、やはり双方向ワイヤレス充電に対応か 内蔵バッテリー容量が最大25%増加?

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これまでの噂どおり、Appleの次期iPhoneは双方向のワイヤレス充電機能を身につけるようだ。

Apple製品に関する予想を打ち立てては悉く的中させてきた著名アナリストMing-Chi Kuo氏が、投資家向けに公開したレポートの中で明らかにしている。Kuo氏によると、次期iPhoneは5.8インチ・6.1インチ・6.5インチモデルの3種類が用意される予定だが、これらのすべてに 「双方向のワイヤレス充電機能」 が搭載されるという。

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iPhoneでAirPodsやApple Watchをワイヤレス充電できるように?

iPhoneは、2017年秋に発売した 「iPhone 8/8 Plus」 や 「iPhone X」 以降のすべてのモデルにワイヤレス充電機能が搭載されており、ワイヤレス充電器の上に置くだけで内蔵バッテリーの充電が可能だ。

しかし、Kuo氏の伝える双方向ワイヤレス充電は受電するだけでなく給電することも可能になるというもの。この機能が次期iPhoneに搭載されることで、iPhoneの上にワイヤレス充電対応デバイスを置くと、それらのデバイスをワイヤレス充電できるようになる。バッテリー残量が少なくなってきたAirPodsやApple Watchをいつでもどこでも充電できるようになるため、より一層利便性が向上する可能性がある。

この双方向ワイヤレス充電に対応させるため、Kuo氏はiPhoneのバッテリー容量が最大25%大きくなることを予想している。具体的には5.8インチモデル(iPhone XS後継機種)は20~25%。6.5インチモデル(iPhone XS Max後継機種)は10~15%。そして6.1インチモデル(iPhone XR後継機種)は0~5%程度の増加となるという。

iPhoneで他デバイスを充電できるようにするためにバッテリー容量を増やすという話は、それなりに納得することはできる。しかし、バッテリー容量が増えることでiPhone本体の重量が増える可能性があることを忘れてはいけない。現行最新のiPhoneは、一番軽いiPhone XSでさえも177gと意外とズッシリとした重さ。これにさらに大型のバッテリーを搭載するようになれば、今以上に重いiPhoneが出来上がる。もちろん、軽量化と薄型化を進めてきたAppleがこれを簡単に許容するとは考えられない。少なくとも現在のiPhoneの本体デザインを見直す必要も出てくるだろう。

この双方向ワイヤレス充電機能、Appleにとっては名誉挽回のチャンスとなるかもしれない。Appleは先月30日、ワイヤレス充電器 「AirPower」 の発売をキャンセルするという恥ずかしい思いをしたばかりだ。この充電器はiPhoneやAirPods、Apple Watchといったデバイスを同時にワイヤレス充電できるとしていたため多くのユーザーがAirPowerに期待を寄せていたが、Appleは同製品の諸問題を解決することができず、1年半近く待たせた挙句に発売を見送る決断をする羽目に。

これまで積み重ねてきた信頼を失う失態を犯したAppleにとって、このiPhoneの双方向ワイヤレス充電機能は “償い” となるだろう。AirPower亡き今、その代わりを果たしAppleの窮地を救えるのはまたもやiPhoneなのかもしれない。

ちなみに、この双方向ワイヤレス充電器はすでにライバル社のSamsungが最新スマートフォン 「Galaxy S10/S10+」 にWireless PowerShare機能を搭載しているため、世界的には決して新しい技術ではない。

関連記事:Apple、AirPowerの開発中止を発表

[ via 9to5Mac / MacRumors ]

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。