PS5の供給、初年度はPS4より少ない500〜600万台か。価格は499〜549ドルとの予測、逆ザヤで450ドルになる可能性も
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2020年ホリデーシーズンに発売が予定されているソニーの次世代ハード 「PlayStation 5」 (以下、PS5) の供給は、発売当初は少し限定的なものになる可能性があることがわかった。米メディアBloombergの望月崇記者、古川有希記者が匿名の人物から受けた情報として、PS5の供給量に関する情報を伝えた。
PS5の需要予測に基づき、発売当初の供給が限られる可能性あり
同記者によれば、PS5は当初の計画どおり2020年のホリデーシーズンに発売する予定であるとのこと。Microsoftの次世代ハード 「Xbox Series X」 の発売が遅れない限り、この計画に変更はないという。
ただし、発売初年度(2021年3月まで)の供給量はある程度限られたものになる見通しで、PS4の時に比べても少ない供給量になることが予想されるという。参考までに、PS4は発売から最初の2四半期で750万台が販売された。
これはPS5の需要予測に基づいたもののようだ。PS5には非常に高性能なハードウェア(最大10.3テラフロップのGPUや超高速SSDなど)が搭載される予定だが、その高性能故にハード価格の高額化は避けられない見通し。結果的に需要は限定的なものになり、発売当初はPSシリーズのファンなどアーリーアダプターが主に購入することになる可能性が高い。ちなみに、この話は昨今のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックとはあまり関連性はないとのことだ。
PS5の価格に関する情報も
PS5の価格は499ドルから549ドル(約55,000~60,000円)程度になる可能性があるとのこと。ただし、マッコーリーキャピタル証券のアナリスト、ダミアン・ トン氏はMicrosoftとSonyの間で次世代ハードの価格競争に発展した場合、450ドル(約5万円)で販売される可能性があるとも予測している。この価格設定は端末価格が販売価格を上回り、端末を販売すればするほど赤字となる、いわゆる “逆ザヤ” 構造だ。
ちなみに、PS5の発売に合わせてSonyはPS4/PS4 Proの価格を引き下げることを検討しているようだ。これは旧ハードを安く提供することでPlayStation PlusやPlayStation Nowといったオンラインサービスへの加入を促すため。また、PS4を購入したユーザーが将来的にPS5を購入することも期待してのことかもしれない。
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