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RAVPower RP-PB125 レビュー | ACプラグ内蔵のモバイルバッテリー搭載USB急速充電器

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モバイルバッテリーとUSB充電器をひとつにまとめたハイブリッド製品がいま注目を集めている。RAVPowerが販売している 「RP-PB125」 もそのひとつ。

これさえあれば、USB充電器とモバイルバッテリーを別々に持つ必要なく、身軽な格好でお出かけが可能だ。

本日4月3日、RAVPowerは 「RP-PB125」 に新色ブラックを追加した。事前にサンプルを提供してもらい約1週間ほど試用してみたので、当記事では同製品の使い勝手や仕様について紹介してみたいと思う。普段持ち歩くスマホグッズをなるべく少なくしたい方に、ぜひともオススメしたい。

モバイルバッテリーとUSB充電器の2役をこなすハイブリッド製品

「RP-PB125」 は、一見すると普通のUSB充電器に見える。しかし、普通のUSB充電器と異なるのは中にモバイルバッテリーが内蔵されているという点。これまでのUSB充電器と同じく自宅やオフィス、喫茶店のコンセントに直に接続してスマートフォンを充電できるほか、外出中でも内蔵バッテリーを使ってスマートフォンを充電できる優れものだ。

こちらが 「RP-PB125」 の実機。大きさは約81×75×27mmと手でガッチリと握れるほどのサイズ感。重量も195gと重くなく、持ち運びはベリーイージーだ。筐体の質感はとても良く、握りやすいマット仕上げ。

側面に2つの出力用のUSB-Aポートと入力用のMicroUSBポートが搭載(詳細な仕様は後述)されており、さらに現在のバッテリー残量を確認するためのLEDインジケータと、このインジケータを点灯させるためのボタンが用意されている。

バッテリー残量は4段階のLEDインジケータを使って表される。例えば4つのLEDすべてが点灯している時は100%~76%、3つ点灯しているときは100%~51%と、LEDが点灯する数でバッテリー残量を視覚的に確認することができる。

LEDの点灯数4:100%~76%
LEDの点灯数3:75%~51%
LEDの点灯数2:50%~26%
LEDの点灯数1:26%~5%
LEDの点灯数1(点滅):5%以下

反対側には折畳式ACプラグが内蔵されている。これを爪で引っ張り出してコンセントに繋ぐことで、「RP-PB125」 のバッテリーを回復させることが可能だ。ちなみに、充電はACプラグの他にもMicroUSBポートからも可能だが、当然ながらACプラグから充電した方が充電時間は短いためMicroUSBポートを使うのはコンセントがない場所での充電に限られるだろう。

説明を後回しにした出力用ポートはどちらもUSB-Aポート。ポートの個数は2口で、これらを駆使することで同時に2台のデバイスを充電できる。例えばiPhoneやApple WatchやiPhoneとAirPodsといった組み合わせで使用する機会が多そうだ。ちなみに筆者はこの1週間、主にiPhone XS MaxとApple Watch Series 4の組み合わせで使っていた。

USB-Aポートの出力はひとつで最大5V/2.4Aで、ふたつ同時に使った場合の出力は5V/3A。iSmart 2.0というRAVPower独自の技術が搭載されており、デバイス毎に最適な電流を流すことができる。iPhoneであれば最大5V/2Aが出力されることになる。各ポートの入力・出力に関する仕様は以下の通りだ。

入力 出力
MicroUSBポート×1
(最大5V/2A)

AC入力
(100-240V, 50/60Hz, 0.5A)

USB-Aポート×2
(最大5V/2.4A、2ポート合計5V/3A)

内蔵されているバッテリーの容量は6,700mAh(24.12Wh)。これはiPhoneであれば、おおよそ1.5回から2回、Galaxyシリーズであれば約1.3回程度充電できるくらい。3台以上のデバイスを充電したり旅行など電源を確保しづらい状況が続けばやや非力さを感じる機会も多いかもしれないが、日常使い(スマートフォンを1台~2台持ち歩く一般的なユーザーであることが前提)であればおそらく十分だろう。

ジーンズのポケットに入れた時の様子

もちろんモバイルバッテリーとUSB充電器を個別に持ち歩く必要がないため、普段から持ち歩くモノを減らすことが可能だ。筆者の場合は、iPhoneとApple Watchを充電するため、「RP-PB125」 とLightningケーブル、そしてApple Watchの充電ケーブルだけで事足りた。旅行先ではホテル宿泊時など電源があるときに確実に充電しておけば、バッテリーに困ることもないはず。ちなみに、「RP-PB125」 は海外でも使える100V~240V仕様。飛行機への持ち込みも可だ。

関連記事:【2019年最新版】飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーの条件 (国内線&国際線) オススメのバッテリーも紹介

「RP-PB125」 にはいくつかスマートな機能が搭載されている。まずは 「低電力モード」 。これはBluetoothイヤホンなど比較的大きな電力を必要としないデバイスを安全に充電する機能で、AirPodsやBeatsXなどのBluetoothイヤホンを充電する機会の多い方に魅力的な機能と言える。

また、コンセントに接続している時はスマホなど接続しているデバイスを優先的に充電し、余剰の電力で内蔵モバイルバッテリーを充電する仕組みになっているのも地味ながらグッドポイント。モバイルバッテリーとUSB充電器を兼ねていることもありやや複雑なルールがあるのかと思いきや、特にユーザー側で何かに配慮しなくてはいけないことはない。機械があまり得意でない人も使える安心感もある。

内蔵バッテリーの充電はMicroUSBポートからも可能

新色ブラックが登場したことのメリットは、単なる 「カッコいい」 という見た目の変化だけでなく、マットな質感で高級感が増し、さらには握りやすく傷が目立ちにくくなっているため長期間の使用により耐えられるようになったということ。これまでのホワイトという選択肢に新たに追加されたブラックモデル、デバイスを黒で統一しているなら同製品は魅力的かもしれない。

「RP-PB125」 を使い始めてからまだ1週間ほどしか経っていないが、筆者は個人的に同製品の性能に満足している。できればUSB-PDなどの高出力に対応してほしいなど高望み的な要望もあるが、現時点でモバイルバッテリーとUSB充電器を兼ねた製品は出始めたばかりで、種類も少ないことから 「RP-PB125」 はとても魅力的な製品だと感じている。もし、持ち運ぶスマホ関連グッズを少しでも減らしたいスマート志向の方がいたら、同製品の購入を検討してみてはどうだろうか。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。