【レビュー】「RAVPower RP-PC104」 45W出力対応の小型・軽量USB-PD充電器

最近、USB-PD (Power Delivery)に対応したデバイスが多くなっている。

Apple製品で言えば、MacBookMacBook AirMacBook Pro。さらに、今年11月に発売した新型iPad ProがiOSデバイスとして初めてUSB-PDに対応した。この流れが続けば、iPhoneも近いうちにUSB-PDに対応しそうな予感がしている。

USB-PDはデバイスを素早く充電できるためとても便利だが、一方で充電器が大型になりがちで、しかも重いという欠点があるのをご存知だろうか。ましてや高出力になればなるほど、その大きさと重量が増してしまう。

しかし、その問題を解決する製品がRAVPowerから登場した。45Wの高出力に対応しながら、小型・軽量化を実現した 「RAVPower RP-PC104」 だ。

次世代素材により業界最薄・最小レベルのUSB-C充電器

今回紹介するのは、RAVPowerの新型USB充電器 「RP-PC104」 。搭載されているポートはUSB-PDに対応したType-Cポートひとつだけだが、それでもこの製品はすごいと言える。

なぜなら、同クラスのUSB-PD対応充電器に比べてコンパクトで軽いからだ。以下画像が実機。

45Wの高出力に対応しているにも関わらず、手のひらに余裕に収まる程度、小さめのポケットにもスッポリと入ってしまうほどのサイズ感。実際の大きさを数字にすると、幅56mm×高さ80mm×厚さ16mmで、なんとタバコの箱よりも小さい。ちなみに、RAVPowerは同製品を業界最薄と謳っている。

実際に比較対象がないとイメージしづらいと思うので、今回は 「MacBook Air (2018)」 に付属してきたApple純正のUSB-C電源アダプタ(30W)と並べてみた。

MacBook Airの電源アダプタと比べると長さはあるものの、幅は同じぐらいで、厚みは 「RP-PC104」 の方が格段に薄い。MacBook Airの電源アダプタは出力30Wであるのに対して、「RP-PC104」 は最大出力45W。出力が1.5倍であるにも関わらず、かなりコンパクトな設計になっていることがお分かりいただけるだろうか。

これは 「窒化ガリウム(GaN)」 を使用した次世代電力制御技術によって実現できたという。少し難しい話になるため詳細な説明は割愛させていただくが、簡単に言うと、従来の素材(シリコン)に比べてエネルギー効率が高く発熱が小さいため、従来製品よりもコンパクト化が可能だったというわけだ。

指でつまんで持つとこんな感じ。厚みはiPhoneを2台重ねたくらい。重さもたったの79gと軽いため、筆者のように外出時に多くの荷物を持って歩く人にとって、きっと同製品は重宝するだろう。

本体デザインは全体的に丸っこくて角がなく、カラーもホワイトなので、手に乗せるとまるで新品の石鹸のよう。RAVPowerの製品は光沢のあるものが多いが、今回の 「RP-PC104」 もつやつやと光沢があり、手触りがとても良い。

ACプラグは折りたたみ式で、カバンの中に放り込んでも他のものを傷つける心配はない。コンセントに直差しで使用することもでき、ホテルなど外泊先で邪魔になることもないはずだ。

ただし、横幅がそれなりにあるため、電源タップによっては他製品の電源プラグとコンセントを奪い合うことになる可能性がある。間隔が広い電源タップを使う、もしくは電源タップではなく壁のコンセントに差し込むようにするなど、うまく使いどころを見極めて使う必要がありそうだ。

RP-PC104」 は最大45W (5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/2.25A) のUSB-PDに対応しているため、MacBookやMacBook Air (2018) などのUSB-PD対応デバイスを急速充電することができる。そのほか、iPad Pro (2018)、Nintendo Switchなども高速充電が可能だ。

試しに、最近発売したばかりのMacBook Air (2018) に接続してみた。使用したケーブルはMacBook Airに付属してきたUSB-C充電ケーブル(2m)

さすがはUSB-PDに対応していることもあり、とても早く充電できる。Macのシステムレポートから、同電源アダプタはちゃんと45Wと認識されていたため、MacBook Airをフルスピードで充電できることが確認できた。バッテリー残量がほぼゼロの状態から約2時間30分ほどで充電を完了でき、これなら外出中でもカフェなど電源のある施設さえあれば、バッテリーに泣かされることはないだろう。

ちなみに、MacBook(12インチ)も同様に45W出力を認識することを確認できた。こちらもフルスピード充電が可能ということになる。

ちなみに、MacBook Proに関しては充電自体は可能だが、最大で61Wもしくは87Wの入力に対応するのに対し、 「RP-PC104」 は最大45W出力までの対応であるため、残念ながらMacBook Proはフルスピード充電ができないことになる。もし最大速度で充電したい場合は、「RP-PC104」よりも大きな出力に対応した製品を購入するべきだろう。

45Wなのにコンパクトで軽量 外出時に役立つパワフルなPD対応充電器

業界最薄を謳っているように、RP-PC104」 はとてもコンパクトで使いやすい電源アダプタになっている。

Appleなどメーカー純正の電源アダプタよりもコンパクトで軽量。旅行や出張などの際の持ち運びにも便利。さらに出力が最大45Wと大きいため、USB-PDに対応した大抵のデバイスが充電できるなど良いことづくしだ。

同時に充電できるデバイスが1台であること、またMacBook Proなどの高出力な電源アダプタを必要とする一部のデバイスに対してやや力不足である点を除けば、同製品はとても良い製品と言えるだろう。サブ用の電源アダプタとしてはもちろん、メイン使用としても役立つハズ。外出先にUSB-PD対応デバイスを持って行く機会が多い方は、ぜひ一つカバンに忍ばせてみてはどうだろうか。

RP-PC104」 の価格は5,399円 (2018/12/23時点) 。Amazonでの購入は以下からどうぞ。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。