「HomePod」徹底レビュー スマートスピーカーとしての実力を徹底検証~真髄は音質にあり

ユーザーの声に反応して、何か調べごとをしたり、自動で音楽を再生したり、人間の生活をちょっとだけアシストすることができる便利アイテム「スマートスピーカー」。

Amazon Echo」や「Google Home」の登場によって、欧米諸国を中心に普及が進んでいるが、昨年にはこれらの製品が日本に上陸したことで、スマートスピーカーという存在が日本国内にも徐々に浸透しはじめている。

このような雰囲気の中、Appleは同社初のスマートスピーカー「HomePod」を発売。もともと2017年12月に発売される予定だったが、クオリティー向上のために発売が遅れ、ようやく今月9日に販売が開始されることとなった。

「HomePod」には、Apple製品ではお馴染みの音声アシスタント「Siri」が搭載。ユーザーはいつものように「Hey Siri」と呼びかけることで、「Apple Music」で音楽を再生したり、料理中にタイマーを設定したり、その日の天気を調べたりと、音声だけで様々な操作をすることが可能だ。

そして、「HomePod」の強みは、Appleのエコシステムが利用できること。「AirPods」のようにiOSを介して簡単にセットアップ可能、さらには「AirPlay」を利用して、iPhoneやMacに入っている音楽を再生できるなど、他のApple製品を持っているのなら、便利に使うことができるようになっている。

ただし、”スマートスピーカー”という市場は、すでにAmazonやGoogleが掌握してしまっている状態。製品投入が遅くなったAppleにとって、これらの製品を押しのけて市場シェアを獲得するには、それだけハードルが高く、本当に性能の高い製品でなければ不可能だ。

先行レビュワーたちからは、「スピーカーとしては優秀だが、スマートスピーカーとしてはイマイチ」といった評価が多い「HomePod」だが、その真の実力は一体どれほどのものなのだろうか。

今回のレビューでは、「HomePod」がどのような性能を持っているのかを、徹底的に解説。今後、同製品が日本へ上陸を果たした際に、「HomePod」を購入すべきか否かの判断材料になれば幸いだ。

「HomePod」の外観をチェック

まず「HomePod」の外観をチェックしていきたい。

前置きしておくと、「HomePod」はアメリカとイギリス、オーストラリアの3ヶ国のみで発売しており、残念ながら現時点では日本のユーザーは購入することができない

筆者は普段日本で生活しているため、本来であれば購入することはできないのだが、幸いにも今月初めからアメリカのニューヨークに滞在していたため、現地のApple Storeに行って購入できたのだ。

こちらが、現地で購入した「HomePod」。パッケージは幅17cm、高さ23.5cmの直方体。重量は2.5kg以上もあり、ずっしりとした佇まいが特徴。

箱には「HomePod」の文字と、製品本体の画像が大きくプリントされている。パッケージを開けてみると、中には「HomePod」を固定するための土台があり、「HomePod」はそこにすっぽりはまっていた。

「HomePod」を持ち上げると土台の下に電源ケーブルが巻かれた状態で入っており、「HomePod」と一緒に取り出すことができるようになっている。

机の上に置いてみた。「HomePod」には、ホワイトとスペースグレイの2色が用意されているが、今回筆者が購入したのはスペースグレイモデル。「iPhone X」や「Apple Watch」のスペースグレイモデルと同じ、「高級感のある黒」が採用されている。

Appleが本体のデザインに徹底的にこだわるのは誰もが知っていることだとは思うのだが、それは「HomePod」でも同じ。

まず、円筒形の本体を覆うメッシュ生地について。予想以上にフワフワとした柔らかさで、触った時の感触がかなり気持ちがいいだけでなく、サイズと重量の割に本体が持ちやすくなっている。

また、実際に触ってみるとハッキリと分かるのだが、メッシュの繊維も高い品質のものが使われているようで、他スマートスピーカーに比べて圧倒的な高級感が漂っている。

スマートスピーカーの多くは本体上部に操作用のボタンが用意されているものだが、「HomePod」も同じようなものが搭載されている。

ただし、「HomePod」の場合はボタンではなく、大きなタッチスクリーンになっており、指でタッチすることで一部の操作が可能だ。スクリーンの端がどこにあるのかは全く見分けがつかず、本体とスクリーンが完全に一体化したデザインになっている。

このタッチスクリーンは、状況によって表示が変わるしくみになっており、起動時には鼓動を打つアニメーションが表示され、セットアップ中であることを教えてくれる。

また、セットアップ終了後は基本的に消灯している状態が続くが、「Hey Siri」と声をかけると虹色のアイコンとともに「Siri」を呼び出せる。このほかにタッチスクリーンの真ん中を押し続けることで呼び出すことも可能だ。

音楽の再生中には、音量調節ボタンが常に表示されるようになっている。また、アイコンは表示されないが、音量を調節する「+」「−」ボタンの間をタッチすることで音楽を再生/停止することもできる。タイマーを止める時にも使えるので、急いでいる時などは活用するといいだろう。

ちなみに、Apple製品といえばほとんどの製品に「リンゴのロゴ」が用意されているが、「HomePod」に関しては普通に置いてある状態では、どこにあるかは分からない。なぜなら、「HomePod」の底面に配置されているから。

底面はシリコン素材

本体を裏返すと、この通り。ただし、本体の重量は2.5kgもあるので、ガラス製のテーブルの上にでも置かない限り、ロゴを見る機会はほとんどないだろう。

個人的に意外だったのは、「HomePod」の電源ケーブルがとても頑丈であること。Apple製品といえば、iPhoneやiPadを充電するために使うLightningケーブルや、「MacBook」充電用のUSB-Cケーブルがすぐに頭に思い浮かぶが、特にLightningケーブルは断線しやすい。

かなり強く引っ張ることで電源ケーブルは引き抜きが可能 故障が怖いためテストはしていない

しかし、「HomePod」の電源ケーブルはメッシュで覆われていて頑丈、故障するイメージが一切湧いてこない。断線させようものなら、綱引きや縄跳びなどをして、意図的に壊すほかなさそう。

なぜこのような頑丈なケーブルを使用しているのかは分からないが、おそらく重量2.5kgの「HomePod」が仮に落下した時に、ケーブルが簡単に断線しないように作られているのだと考えられる。ちなみに、電源ケーブルが故障した際の修理費は29ドル(約3,300円)に設定されている

電源ケーブルの長さは160cm以上あった

あと、「HomePod」が他のスマートスピーカーに勝る点が一つある。それは、電源アダプタが本体内部に内蔵されているため、コンセントに接続した際に他のコンセント穴を埋める心配がないということ。

例えば「Google Home」は本体サイズがコンパクトで可愛らしい印象を受けるが、電源プラグがかなり大きく、一般的な家庭のコンセントだと複数の穴を占拠してしまう。細かいことかもしれないが、居間やキッチンなど電化製品が多数ある部屋に置くことを想定したら、非常に重要なことだ。「HomePod」は使う穴が一つだけで済むため、他の家族に邪魔にされずに済むはずだ。

セットアップはスマートスピーカー業界で最も簡単

ちなみに、「HomePod」のセットアップはとても簡単。「HomePod」を電源につなぐと、心地よい効果音とともに「HomePod」が起動する。その後、iPhoneの画面には「AirPods」のセットアップ画面の時と同じポップアップが表示されるので、そこから設定を開始する。

設定といってもすることはそこまで多くなく、使用する言語や本体を設置する部屋などをポチポチと設定していくだけ。

ちなみに「HomePod」は今のところ英語のみに対応しているが、設定は全て日本語で行うことができる。セットアップ完了後には「ホーム」アプリから設定の変更が可能だ。

また、HomePodには「パーソナルリクエスト」という機能があり、これをオンにしておくと、後述するメッセージの送信や読み上げ、リマインダー・メモの作成ができるようになるため、不都合がなければ同機能をオンにしておくといいだろう。

不都合がある場合といえば、家族などに自分宛のメッセージが読み上げられてしまうことがあるなど。家族内でも知られたくないプライバシーがあるなら、同機能をオンにすることはあまりオススメしない。

「HomePod」は業界最高レベルの音質

さて、ここまでは「HomePod」本体について触れてきたが、ここからは「HomePod」の使用感や性能について言及していきたい。

まずは、「HomePod」の基本性能について。スマートスピーカーは基本は声を使って操作するものだが、快適に使うためにはユーザーの声を正確に聞き取る能力が必要。いわゆる、スマートスピーカーの”肝”とも言える部分だ。

この点に関しては、どのスマートスピーカーも比較的優秀だが、その中でも「HomePod」はかなり優秀と言える。ただし優秀なのは、「Siri」ではなくマイクの方で、3m以上離れた位置からでもマイクが声を拾うため、部屋のどこにいてもSiriを呼び出すことができる

肝心な「Siri」の実力は、良くも悪くもiPhoneのSiriとほぼ変わらない。iPhoneの「Siri」のようにメッセージやリマインダー作成、天気予報や株価を聞いたり、調べごとをさせたり。

英語版「Siri」は日本版に比べて理解力が高く、多少無理難題にも対処することが可能。受け答えもかなりスラスラとできるので非常に使いやすい印象を受けた。ただし、iPhoneのSiriとさほど性能が変わらないということは、日本でも「HomePod」が発売したとしても、そこまで便利とは言えない実力になるかもしれない。

また、今度は「HomePod」の音質について。「HomePod」を語る上で、音質の話を欠かすことはできない。なぜなら、Appleは「HomePod」を音質重視のスマートスピーカーとして販売しているから。実際、Apple Store グランドセントラル駅店のスタッフはそこを全面的にアピールしていた。

「HomePod」には大型ウーファーや各方向を向いた7つのツイーターが搭載されており、豊かな低音や抜けるような高音を部屋中に響かせてくれる。実際に音を聴いてみると、他のスピーカーと比べてもその実力はかなりのもので、Appleが音質を売りにしている理由がはっきりと分かった。

Appleといえばバランスの整った音質のイヤホンやスピーカーが特徴だが、今回のHomePodはどちらかというと低音重視の迫力増し増しタイプ。ズンズンと床に響くようなサウンドで、低音が主役となる音楽に最適。まだ試してはいないが、アクション映画を見るのにも適しているかもしれない。

また高音の表現もなかなかのもの。ピアノの美しいメロディーラインも忠実に音を再現できるため、まるで目の前で生演奏を聴いているかのよう。

特に筆者が気に入ったのは、音が部屋全体に均一に広がるため、どの位置にいても同じような感覚で音楽を楽しめること。他のスピーカーではなかなかできない体験だったので、初めて「HomePod」で音楽を流した時には深い感動を味わった。

筆者は「Amazon Echo Plus」や「Google Home」を持っているのだが、「HomePod」の音質はこれらの製品とは比べものにならないほど。同じく音質を重視した「Google Home Max」とも比べてみたが、その実力はほぼ同じくらい。スマートスピーカー業界の中で、最高レベルと思っていただいてOKだ。

「HomePod」ができることは案外少ない?

スマートスピーカーと言えば、天気予報ができたり、ハンズフリーで電話ができたり、重要な予定をリマインドしたり、またAmazon Echoのように声だけで買い物ができるなど、あらゆる局面で役に立つといったイメージがあるかもしれないが、上記でも触れたように「HomePod」はどちらかというと高音質を武器にしたスマートスピーカーで、「Amazon Echo」のような「何でも屋」と言った感じではない。そのためできることは少しばかり少ないのが現状だ。

筆者が実際に利用できた機能は、主に以下の通り。

  • リマインダー作成
  • スケジュール作成
  • メッセージやメールの読み上げ
  • メッセージやメールの作成・送信
  • ニュースを聞く(地域限定)
  • 天気予報を聞く
  • 株価を聞く
  • 辞書で単語を調べる
  • タイマー・アラームをかける
  • ハンズフリー通話
  • Apple Musicの再生
  • iTunes Storeで購入した音楽の再生
  • iPhoneやMacからAirPlayによる音楽の再生
  • Podcastの再生
  • HomeKit対応アクセサリを遠隔操作
  • 交通情報を調べる
  • 英語からフランス/ドイツ/スペイン/イタリア/中国語への翻訳
  • 単位の変換(マイルからキロメーターなど)
  • スポーツの試合結果や次の試合を調べる(対応しているスポーツは野球、アメリカンフットボール、ゴルフ、バスケット、クリケット、アイスホッケー、サッカー、テニス)

2018年内に以下の機能が追加予定

  • 複数台のHomePodを利用したマルチルームオーディオ機能
  • 複数台のHomePodを利用したステレオサウンド機能

残念ながら声で買い物をすることはできないが、「HomePod」はAmazon EchoやGoogle Homeのようにニュースやメールの読み上げ、天気予報を聞いたり、株価を教えてくれたりといった基本的なことはできるようになっている。

「ニュースの読み上げ」機能はニュース系ポッドキャストを再生することも可能。日本のポッドキャストを再生することはまだできないようだが、現地で試したところワシントンタイムズやNYタイムズ、USAトゥデイといった主要ニュースのポッドキャストが再生可能だった。

ただし、「HomePod」の場合はそれぞれの機能に様々な制約が付きまとう。例えば音楽の再生をお願いしたい時には、「Apple Music」もしくはiTunes Storeで購入した音楽を流すことができるが、iPhoneに入っている音楽を流す際には毎回「AirPlay」による再生が必須だ。つまり、「ミュージック」アプリから、手動で出力する必要があるということ。

また、SpotifyやGoogle Playミュージックなど他社の音楽配信サービスから直接の再生は不可能。これらも、AirPlayを使ってiPhoneやMacから音楽を流すことはできるが、声による指示で音楽を聴くことができるのはあくまで「Apple Music」もしくは購入済みの曲のみに限られる。

さらに、Bluetooth経由による音楽再生ができないため、Android端末などを使って音楽の再生をすることは実質的にできないようになっている。この辺りは、まさにAppleらしい仕様だ。

「HomePod」にはそのほかにも不便な点がある。筆者が個人的に不満に感じているのは、ハンズフリー通話がスマートにできないという点。

現在、ほとんどのApple製品は、同じネットワーク内であればiPhoneに来た着信を他端末で受け取ることができる。ただし、これは「HomePod」ではできないようになっており、HomePodでハンズフリー通話をするには、「電話」アプリから、音声出力を手動で「HomePod」に変える必要がある。

前述した通り、「HomePod」は内蔵マイクの性能がとても高いため、「HomePod」による通話がとても快適だ。部屋のどこにいても会話を続けることができる。

また、通話相手の声を拾わないように、自分が話している時以外は「HomePod」が自動的にマイクをオフにしているような感じなので、相手の声を大音量で流してもハウリングを起こしたり、相手に不快感を与えることはない。

これはとてもすごい機能なのだが、それだけにハンズフリー機能の不便さが、個人的に大不満なのだ。もしかすると家族の誰かが勝手に電話に出てしまわないようにするための、Apple側の配慮なのかもしれないが、「スマートスピーカー」なのであれば、できれば「HomePod」から声だけで電話をかけたり、受けとれるようにしてもらいたい。

そのほかに不便に感じる点は、サードパーティに対して門戸を開いていないため、Appleのサービス以外を利用することがほとんどできないということ。

例えば、Google Homeなど他社のスマートスピーカーは「radiko.jp」からラジオのリアルタイム再生も可能だが、おそらく日本向けに「HomePod」が発売したとしても利用することができない。いずれはサードパーティに「HomePod」のプラットフォームが解放される日も来るかもしれないが、今のところそういった拡張性が用意されていないのはとても残念なところだ。

「HomePod」を使えばスマート家電のコントロールが必要だ。コントロールできるのは「HomeKit」に対応した製品のみとなっているのが注意点だが、「HomePod」に対応さえしていれば、家中の家電を声だけで遠隔コントロールすることができる。

試しにスマート温度計の「Eve Degree」を使って部屋の温度を測らせたが、無事に部屋の温度を言い当てることができた。また、部屋のエアコンや家の照明のコントロールにも成功。これらは、iPhoneやiPadからでもできることだが、スマートホームのハブ役としては、やはり「Hey Siri」の反応率が高い「HomePod」が適任だろう。

タッチスクリーンを触ると指紋が残る 光の当たり具合でハッキリ見えてしまうことも

ちなみに、当たり前といえば当たり前なのだが、「HomePod」が正式に日本語に対応するまで、日本のユーザーは英語版「HomePod」を使う上で一部の機能が制限されてしまう。

それは、リマインダーやスケジュールの作成、メッセージの読み上げ機能、メッセージやメールの作成・送信機能を利用する場合は、iPhoneのSiriの言語設定を「HomePod」の設定言語と合わせる必要があるということ。

今のところ、「HomePod」が英語のみに限定されていることから、同機能を使うならiPhoneのSiriは日本語を話すことができなくなる。英語に変更したくないなら、素直に「HomePod」が日本語に対応するのを待つしかなさそうだ。

他社製品と比べて「HomePod」の実力は低い?

これまで革新的な製品を続けざまに世に送り出してきたAppleだが、スマートスピーカーに関しては珍しく後手に回った。すでに市場には「Amazon Echo」ファミリーや「Google Home」ファミリーが幅を利かせており、そのほかのサードパーティメーカーからも多数のスマートスピーカーが登場している。

この中に、後追いの形で登場した「HomePod」が勝つためには、これらの既存製品を打ち負かす性能がなくてはならない。しかし、期待とは裏腹に、「HomePod」のスマートスピーカーとしての実力はそこまで高いものではなく、人によってはガッカリな製品なのかもしれない。

先行レビュワーの間では、「スマートスピーカーとしての性能はイマイチだが、音質は高い」という評価が多かったが、個人的にこの評価は概ね合っていると思う。

ただし、この評価はAppleにとっては想定内である可能性がある。「Amazon Echo」や「Google Home」といった各スマートスピーカーができることのほとんどは、すでにiPhoneやiPad、Apple TVだけでできることばかり。

Appleがスマートスピーカー開発にそこまで積極的ではなかったのも、「Siri」だけを分離させた製品を作る必要性がそこまでない、と考えていたからなのかも。

実際、Appleは「HomePod」専用機能をほとんど用意しておらず、349ドル(約3万7000円)を払ってユーザーがゲットできたのは、ユーザーの声を聞き逃さまいと常に耳をそばだてている「Siri」と、とても高い音質を持った音楽再生用スピーカーだ。決してお得とは言えない買い物だ。

しかし、何でもこなせる「万能お手伝いさん」としてではなく、高音質な拡張スピーカーとして捉えることができれば、「HomePod」はさほど悪い端末でもないように思える。

もちろん「HomePod」が万人に認められるためには課題は多い。ただしそれらは今後のアップデート次第で、どこまでも進化させることができるはずだ。現状では内面(ソフトウェア)は他社に負けるものの、外面と素質(ハードウェア)はかなり良いものを持っているからだ。

年内には「マルチルームオーディオ」機能や「ステレオスピーカー」機能の実装も約束されており、個人的にはこれらのアップデートがとても楽しみ。また、今春にはフランスとドイツでの発売も発表されているため、このペースでどんどん対応言語が増えていけば、日本で発売されるのもそう遠い話ではないだろう。

ただし、これだけは言っておきたい。

「値段が200ドル以下だったら買う」。もし、このような考えを持っているなら、きっと「HomePod」は買わないほうが幸せになれるだろう。

なぜなら、「HomePod」よりも言うことを聞いてくれて、より「スマートスピーカー」らしい製品は世の中に多数あるからだ。個人的なオススメは「Amazon Echo Plus」。「HomePod」よりも安いにも関わらず、できることも多くて、音質も「Echo」シリーズの中では最も高い。

確かに「HomePod」の価格は他製品に比べて高すぎるように感じる。そのため安い「HomePod」が出たら魅力的に感じるかもしれないが、おそらく廉価モデルが登場したとしても、「HomePod」以上に便利になることはないし、おそらく音質は劣化するだろう。

もし、どのスマートスピーカーを購入しようか迷っているなら、答えは簡単。スマートスピーカーとしての実力を重要視するなら「Amazon Echo」や「Google Home」、スマートスピーカーとしての機能だけではなく高い音質のスピーカーが欲しいなら「HomePod」

スマートスピーカー選びに少しでも参考になれば幸いだ。

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ちなみに、今回筆者が米国で購入した「HomePod」は、調べたところ日本の電波法に基づく「技術基準適合証明」をまだ取得していない模様。最近では技適不要論も根強いわけだが、現状の法制度では法令違反に当たる可能性もあるため、「技術基準適合証明」未取得の「HomePod」を日本国内に持ち込む予定であれば、あくまでも自己責任で行っていただきたい。そもそも「HomePod」は日本語に未対応なため、購入する予定なら日本で正式に発売するのを待つことをオススメする。
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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。