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Ring Spotlight Cam Plus, Battery レビュー。人感センサーライト付きセキュリティカメラで玄関に明るさと安心をプラス

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アマゾンジャパンは今年2月、同社のスマートセキュリティブランド 「Ring」 から、新しいホームセキュリティカメラ 「Spotlight Cam Plus, Battery」 を国内で発売した。

本製品はセキュリティカメラの機能に加えて、本体にセンサーライトが搭載されており、夜間に人の動きを検知すると周囲を明るく照らすことができる、1台で2つの機能を備えた製品だ。

今回、アマゾンジャパンから実機を提供いただき、実際に設置して使ってみることができたので、本製品の特徴や活用方法などについて詳しく紹介する。

「Spotlight Cam Plus, Battery」 のデザインや仕様をチェック

「Spotlight Cam Plus, Battery (以下、Spotlight Cam Plus) 」 は、セキュリティカメラ+センサーライトの2つの機能を備えたRingシリーズの最新セキュリティカメラ。IP65等級の防塵防沫に対応しているため、雨風が当たる屋外でも安心して設置できる。

上記が製品の本体。四角い本体の正面部分にカメラが搭載されていて、このカメラで撮影した映像をリアルタイムでスマートフォンから確認できる。本体カラーはブラックとホワイトの2色が用意されており、設置したい場所、たとえば玄関の雰囲気などに合わせたカラーを選ぶことができる。今回筆者はホワイトを提供いただいた。

本体サイズは76.4 × 80.5 × 126.2mmで、持ってみると意外と大きめ。導入前には、あらかじめ設置したい場所のサイズを測っておいてきちんと設置できるかどうか確認しておこう。

本製品は、一般的には主に玄関や車庫の前など屋外に設置することを前提に作られた製品ということで、壁や軒にネジ留めする方法でしか設置することができない。テーブルのような平らな場所に設置したり、マグネットや粘着テープなどでの取り付けには対応していないため、注意していただきたい。

カメラの左右にはLEDセンサーライトが1つずつ搭載されている。このライトが人の動きを検知して点灯することで、夜に誰かが帰宅したときに自動で玄関が明るくなる仕組みだ。

セキュリティカメラを家の外に設置するとなると、電源工事をして家の中から電力を引っ張る必要がある製品もある中、本製品は着脱可能なバッテリーで動作させることができるため、電源工事不要で様々な場所に設置できるのが強みだ。

バッテリーは最大2個まで搭載可能で、本体には1個のみ同梱されてくる。1個だけでも問題なく動作するが、バッテリーはmicro USB type-Bケーブル経由で充電する仕組みになっていて、フル充電までには時間がかかる。充電中もカメラをずっと稼働させ続けたい場合は、2個目のバッテリーを別途購入していただきたい。バッテリーは3,480円(税込)で購入可能だ。

もしくは、本製品は別売りのソーラーパネルや屋内/屋外兼用電源アダプターを使って動作させることもできるため、それらを使えばバッテリーが1個だけでも24時間カメラを動作させ続けることができる。

ソーラーパネルを使った場合は、太陽光を利用してカメラ内部に装着されたバッテリーを充電しながら使うことができるため、バッテリーを外してわざわざ家で有線充電する必要がなくなり、ずっと使い続けられるようになる。ソーラーパネルは、同梱するネジ等を使用することで壁に取り付けることもできる。

また、屋外に防雨コンセントがある家や、屋内のコンセントから電源を引っ張ることができるのであれば、屋内/屋外兼用電源アダプターを使うのも有効だ。カメラが直接電源に繋がるため、内蔵バッテリーの充電に頼る必要もなく、安定して稼働させ続けることができる。

また、屋内/屋外兼用電源アダプター使用時には、照明スケジュール機能を使って指定した時間にライトを点灯させることができるようになる。人感センサーによる点灯ではなく、時間で点灯/消灯させたい場合には、屋内/屋外兼用電源アダプターを使っていただきたい。

ちなみに、屋内/屋外兼用電源アダプターを使用中に、停電などで万が一電源供給が途絶えてしまった場合には、バッテリーからの電源供給に切り替えることもできる。ただし、その際には照明スケジュール機能は利用できなくなってしまう点には注意していただきたい。

実際に設置してみた

実際にSpotlight Cam Plusを設置してみた。

本製品を使用するにはRingアプリとRingアカウントが必要になるため、あらかじめ用意しておこう。また、カメラの映像をEcho ShowデバイスやFire TVシリーズなどで確認したい場合にはRingスキルを有効にする必要があり、セットアップ中にRingアカウントとAmazonアカウントを連携させてスキルを有効にするかどうか聞かれるため、忘れずにチェックを入れておこう。

本製品の設置手順としては、まずはカメラをネットワークに接続してセットアップ。そして、実際に取り付けたい場所に設置することになる。本製品をバッテリーで駆動させる場合には、バッテリーの充電を完了しておくこともお忘れなく。

セットアップが完了したら、早速カメラの取り付け作業開始。今回は積雪が多い地域での設置となったため、家の外ではなく、玄関前の風除室 (風の侵入を防ぐための設備) に設置してみた。

まずは、付属してくる円形の取り付けプレートを壁や軒などの設置場所に取り付ける。ネジで固定する方式なのでドライバーさえあれば取り付けることは可能だが、壁面の素材が硬い場合には結構骨が折れる作業になるため、必要に応じて電動ドリルなどを準備したほうが良いかもしれない。

ちなみに、今回の取り付けには電動ドリルがなかったため手動での取り付けとなったが、壁面が結構硬かったことからまずは釘で穴を開けてから、そこにネジを捻じ込むことでことなきを得た。作業時間は30分〜1時間程度だった。

設置時には、プレートの 「UP」 矢印の向きに注意。壁に設置する場合には矢印が上を向くように、軒などの張り出し部分に取り付ける場合には撮影したいエリアに矢印が向くように設置する必要がある。向きをきちんと調整したら、付属のネジを使って壁や軒にプレートを固定しよう。

プレートの取り付けが完了したら、次はカメラマウントをプレートの上からスライドするようにして取り付ける。しっかりはまったら、左側にある脱落防止機構付きネジをしっかりと締めてこちらも固定する。

取り付けプレートとカメラマウントがしっかり固定されたことを確認したら、いよいよカメラ本体を取り付ける。ボールジョイントをソケットに押し込み、カチッと所定の位置に収まったら、Ringアプリでカメラのライブ映像を確認しながらカメラの角度を調整しよう。角度の調整まで済んだら、最後に安全ネジを閉めてカメラの位置を固定して設置完了だ。

また、風除室はガラス越しに日光が入ることから、今回は試しにソーラーパネルも設置してみた。

説明書によると、ソーラーパネルは1日2〜3時間以上の直射日光により最適なパフォーマンスを発揮すると案内されており、風除室のガラス越しで充電できるのかは少し不安だったが、実際に設置してみると無事充電できているようだった。

ちなみに、晴れの日だけでなく、曇りの日でも充電はできていたことから、1日のうちどこかの時間帯だけでも日光が当たる場所なら、ソーラーパネルを使うのはアリかもしれない。

Spotlight Cam Plusをしばらく使ってみて感じたこと

Spotlight Cam Plusを設置してしばらく経ったが、かなり便利に使うことができていると感じている。

LEDセンサーライトはしっかりと明るく、夜に帰宅して玄関の鍵を開けるときに手元が見やすい。人感センサーの感度も良好で、帰宅時には風除室に入った瞬間にライトが点灯、外出時には玄関のドアを開けた瞬間にライトが点灯し、風除室内を明るく照らしてくれる。

セキュリティカメラとしての性能も十分。撮影範囲は140度と広く、かなりの範囲を映すことができるほか、画質は1080p HDで、カラーナイトビジョンも搭載しているため、昼も夜も鮮明な映像を確認できる。ただし、夜間にはライトが点灯していないとカラー映像になりにくい印象を受けた。

今回はカメラを家の外ではなく風除室に設置したが、風除室がガラス張りということもあり、家の前の駐車場や道路もハッキリと映すことができていた。

また、Spotlight Cam Plusは赤外線とカメラセンサーによって人の動きを検知して、Ringアプリで通知する機能がある。先日、Amazonで注文した商品を玄関に置き配指定したのだが、その際に配達員の方が風除室に入ったことをカメラが検知し、即座に通知で教えてくれたため、ほぼリアルタイムで荷物を回収することができた。

上記がRingアプリの通知画面。動きを検知したタイミングでスナップショットを撮影し、通知に一緒に表示してくれるため、何に反応したのかが分かりやすい。通知をタップすると、検知したタイミングの録画映像を確認可能だ。もし通知が多いと感じたなら、検知する感度や範囲などを細かく調整することもできる。

カメラに内蔵されているスピーカーとマイクを利用して、玄関先にいる人と会話することもできる。事情を知らない来訪者に突然カメラ越しで話しかけるとビックリされるとは思うため、活用の機会は少ないかもしれないが、こういった機能があることは覚えておこう。

万が一、玄関先で不審者を発見したときのために、カメラのスピーカーから大音量で警告音を鳴らすサイレン機能も用意されている。音量はかなり大きいので、ほぼ確実に不審者を撃退できるはずだ。

「Ringプロテクトプラン」 について

Spotlight Cam Plusでは、さまざまな機能が利用できることはこれまでお伝えしたとおりだが、これらの機能をすべて活用するには、有料の 「Ringプロテクトプラン」 に加入しなければならない。

というのも、撮影したスナップショットや録画映像はカメラ本体ではなくクラウドに保存される仕様になっていて、クラウドを利用するには 「Ringプロテクトプラン」 に加入する必要がある。

同プランは月額350円または年額3,500円の 「Basicプラン」 と、月額1,180円または年額11,800円の 「Plusプラン」 の2種類が提供されている (いずれも税込) 。「Basicプラン」 は1台のRingデバイスのみが接続可能で、「Plusプラン」 は住所毎にすべてのRingデバイスを接続できるため、複数のRingデバイスを使っているなら 「Plusプラン」 を使っていただきたい。

現在はRingデバイスの購入者に 「Ringプロテクトプラン」 の無料体験が提供されており、2023年9月30日までは無料で利用することができる。無料期間が終了する30日前までには事前通知が届くため、実際にサービスを利用してみて使い続けたいと思ったら、Amazon.co.jp上で 「Basicプラン」 もしくは 「Plusプラン」 に登録していただきたい。

もし無料体験で終了したい場合には、有料プランに自動で移行することはないため、特に何もせずそのまま使い続ければOK。「Ringプロテクトプラン」 に加入しない場合でも、インスタントアラートやライブ映像を確認できる機能、双方向通話などの一部機能は引き続き利用できる。

Spotlight Cam Plusは、セキュリティ対策だけでなく自動点灯ライトや見守り用途としても優秀なカメラ

Spotlight Cam Plusを実際に使ってみて、セキュリティカメラや自動点灯ライトとしての機能は十分で、さらにスピーカーやマイクを使った双方向通話やサイレン機能など、色々な使い方ができるのは本製品の大きな魅力だと感じた。

また、これほど高機能なセキュリティカメラ+自動点灯ライトを配線なしで手軽に設置できるのも嬉しいところ。バッテリー駆動の場合はたまに充電する必要があるが、ソーラーパネルを設置できればほぼ充電要らずで使い続けることができる。

有料プランに加入しなければ録画機能などが利用できないという点が気になる人もいるかもしれないが、スナップショットや録画映像があるだけでかなり便利であることや、カメラ1台だけなら年額わずか3,500円(税込)で運用できることを考えると、有料プランへの加入も悪くないのではないだろうか。

「Spotlight Cam Plus, Battery」 は、Amazon.co.jpで24,980円(税込)で購入可能。本体だけでなく、2個目のバッテリーやソーラーパネル、電源アダプターなどのオプション品とセットになったものも販売されているため、自分の用途にあったものを購入していただきたい。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。