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『ローラードローム』レビュー | ローラースケート×ガンシューティングの斬新アクション。敵の攻撃をかいくぐりチャンピオンを目指せ

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(画像:Take-Two Interactive Software, Inc.)

Private DivisionとRoll7は、アクションシューティング『ローラードローム (ROLLERDROME)』を8月16日 (Steam版は8月17日) に発売する。

本作は3人称視点のアクションシューティングで、ローラースケートで滑走しながら敵を銃で倒していくという、スケーティングとシューティングを融合させたハイブリッドゲーム。プラットフォームはPS4/PS5/PC (Steam) 。

本作の発売に先立ち、筆者はメディア向けレビューの招待をいただき、PS5版『ローラードローム』を一足早くプレイすることができた。当レビューでは、本作の独特なゲームシステムや実際にプレイして感じたことについてご紹介する。

『ローラードローム』とは

『ローラードローム』は、ロンドンを拠点とするゲームスタジオ 「Roll7」 が開発を手がける新作タイトル。

同ゲームスタジオといえば、スケートボードゲームの『OliOli』や『オリオリワールド』などが有名だが、今作はスケートボードではなくローラースケートで、さらに敵を銃で倒していくというシューティング要素も加わった新しいジャンルの作品となっている。

本作はローラースケート×シューティングという斬新なゲームジャンルであることに加えて、70年代風のシンセビートをインスパイアしたレトロなサウンドや、コミック風のグラフィックも相まって、独自の世界観を醸し出しているのも注目ポイントだ。

本作の舞台は2030年の未来。とある企業が世界を支配し、虚構と現実の境界があいまいになった時代、人々は過剰な残虐性と暴力に満ちた新スポーツ 「ローラードローム」 に熱狂していた。ローラードロームの新人選手としてデビューした主人公の 「カーラ・ハッサン」 は、2030年選手権のチャンピオンになり、謎に包まれたマッターホルン社の真の狙いを暴くため奮闘する。

主人公がプレイする 「ローラードローム」 は、アリーナの中をローラースケートで滑りながら、次々と現れる敵を銃で倒していくという危険なスポーツだ。敵は釘バットやスナイパーライフル、ミサイルなど多様な武器を使ってプレイヤーを攻撃してくる。そのなかでなぜかローラースケートで勢いよく滑りながら、しかもプロゲーマーもびっくりな超人的エイム力で銃弾を当てなくてはならない。かなりエキストリームなスポーツであることはお分かりいただけると思う。

銃は2丁拳銃やショットガン、グレネードランチャーなどが用意されていて、銃弾はトリック (技) を決めることで補充される。敵を撃ったらトリックを決めて銃弾を補充し、また敵を撃つ…を繰り返して、アリーナに出現するすべての敵を倒すとクリアとなる。

実際にプレイしてみた

本作のメインのゲームモードである 「メインキャンペーン」 をプレイしてみた。ローラードロームの2030年選手権に新人選手のカーラとして出場し、チャンピオンを目指す。

選手権は予選からスタートし、各試合ごとに用意される 「チャレンジ」 を試合中に達成することで準々決勝、準決勝、決勝と進んでいくことができる。チャレンジの内容はさまざまで、特定の武器で敵を倒す、特定のトリックを決める、高スコアを獲得することなどが求められる。

さっそく試合に挑戦。ローラードロームの試合では、プレイヤーはローラースケートで移動する。使用武器はプレイヤーが2丁拳銃やショットガン、グレネードランチャーなどの銃火器、敵はスナイパーライフルやホーミングミサイルなどの銃火器をはじめ、釘バッドのような近接武器やこちらの攻撃を防ぐ盾などを使ってくる。

ローラースケートでの移動は基本的に速く、一般的なシューティングよりもゲームスピードが速めで、瞬時に状況を判断して攻撃や回避をする必要がある。特に回避に関しては、操作自体は◯ボタンを押すだけと簡単なのだが、ローラースケートの特性上、まっすぐ直線的な動きが多くなるため、どうしても銃などの攻撃を受けやすい。筆者もはじめは被弾しまくりだったので、最初の方の試合で回避のコツを掴むことが重要だ。

アリーナ内で敵に一定距離まで近づくと自動で敵をロックオンし、あとはR2トリガーで銃を撃つ。L2トリガーを押すと一定時間周囲の動きがスローになり、ジャンプ中に高い場所にいる敵を狙い撃ったり、敵にラッシュ攻撃を仕掛けることができる。L2トリガーは試合中は何度も使うことができるため、敵に攻撃するときにはまずL2トリガーを押す、くらいの感覚でガンガン使っていこう。

装備中の武器は十字キーで切り替え可能で、それぞれの状況にあった武器を使用することで効率よく敵を倒すことができる。筆者のお気に入りは 「グレネードランチャー」 で、着弾地点で爆発し、周囲の敵にダメージを与える。弾数は少ないが一発のダメージが大きく、体力がある敵や攻撃するとバリアを展開してくる敵、盾を持った敵などに有効だ。

銃弾は有限で、無くなったらトリック (技) を決めることで補充できる。銃弾はすべての銃で共通で、2丁拳銃の弾がなくなったからショットガンに切り替えて使う、ということはできないので注意していただきたい。

トリックは複数組み合わせられるが、基本的なものとしては、坂の淵などをレールのように使って移動する 「グラインド」 、空中で体を回転させる 「フリップ」 、そして空中で足を掴む 「グラブ」 だ。フリップとグラブは組み合わせが可能で、さらに左スティックで横回転もプラスできる。複雑なトリックは高スコアをゲットできるため、チャレンジで高スコアの獲得が条件になっている場合には積極的に決めていきたい。

以上をまとめると、試合では敵に近づきつつ銃で攻撃、敵からの攻撃を避けながらトリックを決めて銃弾を補充し、また敵を攻撃するのをひたすら繰り返していく。操作自体は割とシンプルでそこまで難しくはないものの、たくさんの敵に囲まれるとかなり手元が忙しい。

本作は銃弾の管理が難しく、敵のホーミングミサイルや地面に設置される地雷を撃っていると、あっという間に銃弾が足りなくなってしまい、敵の目の前まで来ておきながら泣く泣くトリックをしながら遠ざかる、なんてことも。ホーミングミサイルはギリギリまで引きつけて◯ボタンで回避することもできるため、撃ち落とすのではなく極力避けるようにし、敵本体を叩くことを優先しよう。

ストーリーを進める上で重要なのが、各ステージごとに設定されたチャレンジを成功させること。チャレンジの内容は序盤のうちは比較的簡単なものが多いため苦労することはあまりないと思うが、とはいえスコア更新や特定ミッションのクリアなどは意外と難しく、ましてやこれらを一度でクリアするにはかなりハードなため、何度か同じステージで修行する必要がある。

序盤のうちは操作に慣れず、てんやわんやになりがちなので、まずは落ち着いて本作の操作を会得することに注力した方が良いだろう。同じステージを何回かこなしているうちに徐々に自身のプレイスキルも上がってくるだろう。

徐々に慣れてくると、それまでできなかったトリックを決めたり、効率よく敵を倒すことができるようになってくるため、爽快感も得られるようになってくるはずだ。

まとめ

『ローラードローム』は、ローラースケートの高速移動とシューティングの融合により、独特のスピード感の中で敵を倒していく爽快感が味わえるゲームになっている。難易度もそれなりに高く、ただなんとなくプレイしているだけではクリアできず、自分なりに攻略法を見つける必要がある。

特に筆者が気に入ったのは、「トリックを決めることで銃弾を補充する」 というシステム。シューティングにおけるリロードに近いものではあるが、複雑なトリックを決めることで高スコアがゲットできることから、毎回のトリックにも力が入る。リロード作業にここまで全力を注がなければならないというのは初めての経験で、とても新鮮だった。

また、メインキャンペーンのクリア後には、究極のスキルとスピードが求められる、アンロック方式の 「アウト・フォー・ブラッド」 モードにチャレンジできる。メインキャンペーンでヒイヒイ言っている筆者はまだ到達できていないが、腕に自信がある人はぜひチャレンジして『ローラードローム』を遊び尽くしてみてほしい。

『ローラードローム』は、PS5/PS4/PC (Steam) で8月16日に発売する (Steam版のみ8月17日) 。発売と同時に、PlayStation Plus プレミアム向けに提供されているゲームトライアルの提供も開始される。

© 2022 RDIP Limited. Published by Private Division. Rollerdrome、ローラードロームはRDIP Limitedの商標です。Roll7はRollingmedia Limitedの商標です。Private Division、およびPrivate Divisionのロゴは、Take-Two Interactive Software, Inc.の商標です。全ての権利は留保されています。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。