当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Sonos Era 100 レビュー | コンパクトなのに驚きのパワフルサウンド、Bluetooth接続にも対応

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

2023年3月、Sonosは新型スマートスピーカー 「Sonos Era 100」 を発売した。

Era 100は、Sonosの人気スマートスピーカー 「Sonos One」 をアップグレードした製品で、1台でもステレオ再生ができるようになり、操作性や接続性が向上しているのが大きな特徴だ。

発売にあわせてSonos JapanからEra 100のサンプルをお借りし、実際に使ってみることができたので、当記事ではEra 100の詳細なレビューをお届けしたい。

なお、Sonosは 「Era 100」 と同時に 「Era 300」 という上位モデルも発売しており、当サイトではレビューも公開している。Era 100とEra 300で共通する機能だけでなく、Era 300固有の機能についても紹介しているため、そちらをご覧になりたい方はEra 300のレビューからチェックを。

Era 100のデザイン

Era 100は、置き場所に困らないコンパクトタイプの据え置きスピーカー。本体サイズは182.5 × 120 × 130.5mmで、先代のSonos Oneに比べると高さが約2cm高くなっているものの、底面の設置面積が変わらないため、ほぼ同じ感覚で配置することができる。

デザインの変化としては、Sonos Oneが丸みを帯びながらも四角柱に近いデザインだったのに対し、Era 100は完全に角のない円柱形になった。人間は円形のものに親しみや安心感を覚えやすいと言われることもあり、従来よりも親しみやすさを感じるデザインになったと言えるだろう。

本体上部には操作パネルが搭載されているが、中央には見慣れない 「窪み」 が配置されている。これはスライダーになっていて、指を窪みに当てて左右になぞるように操作することで直感的に音量を上下させることができる。従来よりもスムーズに音量調整ができるようになったことで、利便性が向上した。

ちなみに、細かい調整がしたければ、スライダーの端にある 「+」 「-」 ボタンをポチポチとタッチすればOKだ。

電源コードは本体底面に差し込む仕様。底面には溝があって、電源コードを挿入しても本体がガタつくことはない。

本体背面には、Bluetoothペアリングボタンとマイクの物理ミュートスイッチ、Sonosライン入力アダプターを差し込むアクセサリーポートが配置されている。

Era 100は、Wi-Fi接続 (Wi-Fi 6対応) とApple AirPlay 2のほかに、ユーザーから要望が多かったBluetooth接続にも対応。背面上部にあるBluetoothペアリングボタンを長押しすることで、Bluetooth接続しか利用できないデバイスとペアリングし、音楽再生ができるようになった。

また、アクセサリーポートに別売りのSonosライン入力アダプターを接続してAUXケーブルを差し込むことで、Bluetoothに対応していないデバイスから物理的に接続しての音楽再生もできるように。Sonosライン入力アダプターはSonos公式サイトで2,980円(税込)で購入可能だ。

Era 100はWi-Fi接続とAirPlay 2に加えて、Bluetooth接続と物理接続も利用できるようになったことで、利便性が大きく向上。色々なデバイスから音楽再生をしたいという人にはオススメのスピーカーと言えるだろう。

ちなみに、Era 100は音声アシスタントに対応しており、楽曲の再生や曲送り/曲戻し、音量調整などを声で指示することができる。現時点で国内モデルはAlexaにしか対応していないが、Sonosによると今後他の音声アシスタントのサポートも予定しているとのことだ。

AndroidデバイスでもTrueplayが利用可能に

Sonos製品には、ほとんどの製品に 「Trueplay」 と呼ばれるチューニング機能が搭載されている。

同機能は、部屋の壁や家具などからの音の反射を測定し、設置場所に応じてスピーカーの音質を最適化するというもので、Sonosスピーカーを最大限に活用するためには重要な機能なのだが、これまではiOSデバイスからしか使うことができないというデメリットがあった。

しかし、今回発売したEra 100とEra 300では、iOSデバイスを利用する 「高度なチューニング」 に加えて、Androidデバイスからも利用できる 「クイックチューニング」 が利用できるようになっている。クイックチューニングは高度なチューニングに比べると精度は劣るものの、Androidデバイスしか持っていない人からすれば、チューニング機能が利用できるようになっただけでも大きな進歩と言えるだろう。

クイックチューニングならびに高度なチューニングは、どちらもアプリから実行可能だ。

Era 100の音質

Era 100の音で注目していただきたいのが、2つのツイーターを搭載したことにより、1台でもステレオ再生ができるようになったことだ。従来のSonos Oneは1台だとモノラル再生しかできず、ステレオ再生をしたい場合は2台購入する必要があったため、この点は大きな進歩と言えるだろう。

Era 100とSonos Oneで比較してみたところ、Sonos Oneはスピーカーの真正面に音が出ていたのに対し、Era 100は左右にしっかりと音が分離しており、Sonos Oneよりも音の広がりを感じることができた。

音質に関しては、クリアできらびやかな高音域&締まりのある中音域というSonos Oneで感じていた良さはそのままに、さらに25%大型化した新型ウーファーによるパワフルな低音がプラスされたことで、従来よりも迫力のある音が楽しめるように。

コンパクトな本体にも関わらず、これほどまでに大迫力の音が楽しめるのはEra 100ならではの強みと言えるだろう。あまり部屋に大きなスピーカーを置きたくない or 置けないけど、しっかりとした音を楽しみたいという人には特にオススメのスピーカーだ。

まとめ

Sonos Oneのアップグレードモデルとして登場したEra 100は、Bluetooth接続やライン入力に対応したことでほぼすべてのデバイスから音楽再生ができるようになり、音もパワフルになったことで、現時点で購入できる据え置きスピーカーの中ではかなり優秀な製品だと感じている。

上位モデルのEra 300 (レビュー) と比較すると、空間オーディオの有無と音の広がり、音質面ではどうしても負けてしまうものの、安く購入できて設置面積も少なく済むという点はEra 100ならではのメリットと言える。

筆者の個人的なお気に入りポイントは、これほど使いやすい&優秀なスピーカーなのにコンパクトサイズであること。色々な場所に気軽に置けるので、複数台購入して各部屋に配置したり、2台揃えて部屋の左右に配置するのもオススメだ。

Era 100は公式サイトやAmazon.co.jpなどのECサイトで39,800円(税込)で購入可能。カラーはホワイトとブラックの2色展開となっている。

▼ iPhone 15/15 Proの予約は公式オンラインショップから!

Sonos および Sonos 製品名は、Sonos, Inc.の商標または登録商標です。

(当サイトで使用している画像は、いずれも正しい形での引用を行うか、各権利者に許諾を得て掲載しています。)

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。