Sonos、ポータブルスマートスピーカー 「Sonos Roam」 発表。AirPlay 2対応、2021年夏に国内発売

3月9日、米Sonosはメディア向け新製品発表イベントを開催し、ポータブルスマートスピーカー 「Sonos Roam」 を発表した。

新型ポータブルスピーカー 「Sonos Roam」 が正式発表

「Sonos Roam」 は、Sonosにとって2台目となるポータブルスマートスピーカー。「Sonos Move」 が同社初のポータブルスマートスピーカーだったが、「Sonos Roam」 はコンパクトでより持ち運びを得意とする製品になっている。

本体サイズは168x62x60mm、重量は0.43キロ。一般的な500mlペットボトルよりも軽量かつコンパクトであるため、普段の持ち運びはもちろん、旅行など荷物が重くなりがちなときでも気軽に持っていけるというメリットがある。

製品デザインは人間工学に基づいたスリムで曲線的なシルエットを特徴とし、縦置きと横置きのどちらにも対応する。トップパネルには触知性ボタンが用意されており、曲の再生や一時停止、スキップ、音量調整などの操作が可能だ。

もちろん音質にもこだわった。コンパクトな製品サイズでありながら、中にはクラスHアンプがふたつ、カスタム設計レーストラック型ミッドウーファーがツイーターがひとつずつ搭載。キレのある高音と、原音に忠実な中音域、深みがあり迫力のある低音域を楽しむことが可能だ。

上記以外の特徴として、本製品の注目ポイントは主に3つ。BluetoothとWi-Fiへの接続に対応しているということと、AirPlay 2に対応していること。そして防水性・耐衝撃性に優れていること。

①BluetoothとWi-Fiの両方をサポート

まずはBluetoothとWi-Fiに対応している点。一般的なポータブルスピーカーはBluetoothのみに対応していてスマートフォンとペアリングすることで音楽を再生できるが、Sonos RoamはWi-Fi経由でも音楽のストリーミングが可能だ。

本製品にはビームフォーミングとマルチチャンネルのエコー除去が可能なマイクロホンアレイを内蔵。さらにAmazon AlexaやGoogleアシスタントをサポート (日本ではまだAmazon Alexaのみサポート) しており、Wi-Fi環境下ではスマートスピーカーとして使うことも。

Wi-Fiネットワークの外に出ると、スマートフォンなどのモバイルデバイスとBluetoothで自動ペアリング。いつでも音楽を楽しむことが可能だ。

②AirPlay 2に対応

「Sonos Roam」 は、AppleのAirPlay 2に対応する。AirPlay 2はApple製品からオーディオ音声をキャストできる機能。Bluetoothのようなペアリングを必要としないため、より手軽かつ直感的に音楽を再生できる (Appleユーザーにとっては) 便利なものだ。

コンパクトなポータブルスピーカーでAirPlayに対応した製品はほとんどないことから、「Sonos Roam」 のような製品を待っていたというユーザーも多いのではないだろうか。

ちなみにAirPlay 2はマルチオーディオ再生に対応するが、当然ながら 「Sonos Roam」 も同機能に対応する。「Sonos Roam」 をはじめAirPlay 2対応製品が複数あれば、それらの機器から同時に音楽を再生することが可能だ。

③完全防水に対応したタフネス仕様。バッテリー持ちも十分

持ち運ぶことを前提にした製品ということもあり、「Sonos Roam」 は耐久性に優れたタフネス仕様だ。IP67規格準拠の防塵・完全防水設計で、まさにアウトドアに最適。さらにシリコン製のエンドキャップが不意の落下や持ち運び中の衝撃、振動からスピーカーを保護できる。

今回のメディア向け新製品発表会のプレゼンテーションの中で、「Sonos Roam」 を地面に放り投げるシーンがあったが、多少ガサツに扱っても故障することはなさそうだ。

ちなみにポータブルということで本製品にはバッテリーが内蔵されており、毎回の充電が必要になる。しかし心配はご無用。「Sonos Roam」 は1度のフル充電で、最長10時間の連続再生が可能。使用していないときは最大10日間バッテリーがもつようになっている。

別売りのマグネット式ワイヤレス充電器

充電はUSB-Cで行うが、カスタム設計のマグネット式ワイヤレス充電器(Sonosにて別売り)、Qiに対応したワイヤレス充電にて無線充電することも可能だ。

そのほか、「Sonos Roam」 の特徴として知っておきたいことが2点。まずはSonos製品に備わっているTrueplay自動チューニング機能だが、Wi-Fi環境下だけでなくBluetoothでも利用できるようになったため、どんな周辺環境においても常時チューニングされ、最適なサウンドが再生できるようになっている。

2点目はSound Swap機能。本体に搭載されたスピーカーの再生/一時停止ボタンを長押しすることで、再生中の音楽を一番近くにあるSonosシステムのスピーカーに切り替えて再生できる。また、Sonos RoamをBluetoothでストリーミングしている際、Sonosアプリを使用して他のSonosスピーカーとグループ化することで、BluetoothストリーミングをSonosシステム全体で楽しむことが可能だ。このあたりの連携はさすがSonosといったところ。

「Sonos Roam」 の直接的ライバルは、Logitec傘下Ultimate Earsの 「UE Boom 3」 だろうか。Sonos RoamはUE Boom 3よりわずかに値段が高いものの、Boom 3より軽量だったり、AirPlay 2に対応していたりと他製品にはない特徴を持っている。

まだ実機の音を聴くことができていないためどちらの製品が優れているかを判断するのは難しい。しかし、少なくともSonos Roamのような製品を待っていたというユーザーは多いはずだ。

シャドーブラックとルナーホワイトの2色展開

「Sonos Roam」 は、米国などで4月20日から販売開始予定。国内では2021年夏からsonos.comや提携小売店などで販売が開始される予定だ。

米国での価格は169ドルとアナウンスされている。国内価格は現時点では未定となっているが、決まり次第追って情報をお伝えしたい。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。