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ソニー、新型スマホ 「Xperia 1 II」 正式発表 スペック・新機能・発売日まとめ

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2月24日、ソニーはXperiaのYouTube公式チャンネルにてプレスカンファレンスビデオを公開。次期フラグシップスマートフォン 「Xperia 1 II」 を発表した。

「Xperia 1 II」 は、2019年5月に発売した「Xperia 1」 の後継機種で、シリーズ初の5G対応モデルだ。読み方は 「エクスペリア ワン マークツー」 、発売は2020年春以降を予定。日本を含むグローバルで販売する。

ディスプレイ

スマートフォン前面にアスペクト比率21:9の縦長6.5インチ4K有機ELディスプレイが搭載。先代モデルに引き続き、HDRにも対応するため明暗をくっきり映し出すことが可能。

この縦長画面のおかげでシネスコ比率の映画を見たり、アプリを上下に分割して表示するマルチウィンドウ機能が利用可能。新機能として、上下のアプリをスムーズに切り替えられる 「マルチウィンドウスイッチ」 にも対応する。

90Hzディスプレイ相当の映像表現が可能に

モーションブラーリダクション (画面の残像を低減する機能) に対応しており、ブレの少ない映像を楽しみことができる。ソニーによると90Hzディスプレイ同等の表示ができるという。さらに、SDR映像コンテンツをHDR相当の画質で美しく表示する「HDRリマスター」を搭載し、インターネット上の映像も高精細に視聴可能だ。

端末サイズ・外部ポート

端末サイズは166mm×72mm×7.9mm。重量は181グラム。機能が強化されていながらも、先代の 「Xparia 1」 に比べて小型化が実現されている。

また、地味に嬉しい3.5mmイヤホンジャックの復活。一部ユーザーからの要望が多かったため、復活を決めたとのこと。端末側面には電源ボタンを兼用した指紋認証センサーが搭載されている。

バッテリーは端末底部のUSB Type-Cポートで充電する。21W以上のUSB Type-C電源アダプタを使うことで30分で50%までチャージできる急速充電も利用可能。また、最大11Wのワイヤレス充電にも対応しており、ワイヤレス充電パッドの上に置くだけでバッテリーを回復させることが可能だ。ちなみに、バッテリー容量は4,000mAh。防水・防塵性能はIP65/68相当となっている。

プロセッサ・RAM・ストレージ

搭載プロセッサはQualcommのSnapdragon 865。SamsungのGalaxy S20シリーズにも採用されている高性能プロセッサだ。CPU・GPU性能ともに25%の高速化が図られている。RAM(メモリ)容量は8GBで、ストレージ容量は256GB。

5G対応

シリーズで初めて第5世代移動通信システム「5G」 に対応した 「Xperia 1 II」 。ただし、対応するネットワークはSub 6 (サブ6GHz帯/6GHz未満の周波数帯) のみで、ミリ波帯は利用できない。

カメラ性能の強化

カメラ性能に力を入れるソニーだが、今回の 「Xperia 1 II」 に搭載される背面カメラはトリプルレンズ仕様。1,200万画素センサーが3つ(16mm/f2.2、70mm/f2.4、24mm/f1.71:35mm換算)搭載されていて、いずれも像面位相差AFに対応。16mmと24mmのカメラについてはデュアルAF仕様となっている。さらに70mmと24mmカメラの間には3D iToFセンサーも用意される。

デジタル一眼カメラαシリーズで培った技術によって、60回/秒のAF/AE演算を行うコンティニュアスAFを可能にし、世界で初めて1AF/AE追従最高20コマ/秒の高速連写を実現した。参考までに先代モデルは10コマ/秒だったため、性能は倍に。動いている子どもや動物の撮影、動きが速く不規則なスポーツ撮影などにおいても、高い精度で被写体にフォーカスを合わせて追従し、撮り逃したくない大切な一瞬を捉えるとしている。

さらに、AIによる「リアルタイム瞳AF」機能を新搭載。人物に加えて新たに動物の瞳も検出し、素早く動く動物の瞳にもフォーカスを合わせて追従。躍動感ある写真を撮影できる。

前述の3D iToFセンサーは、暗いシーンでも物体を立体的に検知できるセンサー。デュアルフォトダイオードと組み合わせて、暗い場所でも移動する被写体を追尾することが可能だ。さらに、多くの光を取り込める1/1.7”大判センサーの新採用、より大きなピクセルピッチ(1.8µm)の採用によって、標準レンズ使用時に従来比約1.5倍の高感度撮影を実現したという。

そのほか、画像処理エンジンBIONZ X for mobileによる画像圧縮前のノイズ低減処理などにより、暗所でも明るくノイズの少ない高精細な写真を撮影できる。また、動画撮影において、光学式(OIS)と電子式(EIS)の手ブレ補正を独自のアルゴリズムで組み合わせたハイブリッド手ブレ補正も搭載する。

ちなみに 「Xperia 1 II」 のカメラはツァイス(ZEISS)レンズ。階調、色再現、透明感、立体感、ぼけ味など、被写体の微細な質感までを忠実に再現できる。さらにT*コーティングが施されており、画質低下の原因となるフレアやゴーストの出現を最小限に抑え、よりクリアな写真を撮影することが可能に。

Cinamatography Proの機能追加

Xperia 1から搭載されている 「Cinamatography Pro」 に、映像制作現場のクリエイターの声を反映し、幾つかの新機能が搭載されている。

新たに2K 10bit HDRに対応した120コマ/秒のハイフレームレート撮影が可能になったほか、従来の24コマ/秒、30コマ/秒に加えて、60コマ/秒、25コマ/秒の4K 10bit HDR撮影を実現した。また、水準器やタッチAF、ホワイトバランスのカスタム設定、適正露出を表示して設定できるメータードマニュアルなどの機能も追加されている。

さらに、ソニー独自開発の音源分離技術で風雑音のみを除去する「インテリジェントウィンドフィルター」を新搭載。低ノイズのクリアな録音を可能にした。

オーディオ強化

「Xperia 1 II」 は、前述のとおり3.5mmイヤホンジャックが復活したが、このイヤホン端子は左右の音の混ざりが従来比約10分の1 (20db) まで低減されており、よりクリアな音質で音楽を楽しめる。

さらに 「Xperia 1 II」 を横にしたときボティの左右に配置されるステレオスピーカーは左右均等。立体音響技術 「Dolby Atmos (ドルビーアトモス)」 にも対応しているため、バランスの良い迫力のあるステレオサウンドをスピーカーでも楽しむことができるとのことだ。

さらに、AI技術で高音域の表現力や微細な音の再現性が向上したDSEE Ultimateにも対応。ストリーミングサービスやワイヤレスヘッドホンにも対応し、あらゆる圧縮音源をハイレゾリューション・オーディオ (ハイレゾ) 相当の高音質にアップスケーリングして再生できる。

また、世界で初めて、ソニーの提案する新たな音楽体験「360 Reality Audio (サンロクマル・リアリティオーディオ)」向けのハードウェアデコードを搭載した。対応コンテンツの再生時に約30%の消費電力低減が可能になり、アーティストと同じ空間にいるかのような、音に包まれる新しい音楽体験が長時間楽しめるとしている。

「Xperia 1 II」 のカラーラインナップはブラック、ホワイト、パープルの3色。発売は2020年春以降を予定しており、日本市場でも販売される予定となっている。価格は未定。日本での発売については、判明次第追って情報をお伝えしたい。

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スペック表

  Xperia 1 II
ディスプレイ 6.5インチ有機ELディスプレイ
アスペクト比 21:9
解像度 4K HDR (3840×1644)
背面カメラ

3眼カメラ
24mm(広角):12MP / F1.7 / 82°
70mm(望遠):12MP / F2.4 / 34°
16mm(超広角):12MP / F2.2 / 124°

・3D iToFセンサー搭載
・1AF/AE追従最高20コマ/秒の高速連写
・リアルタイム瞳AF

動画撮影 4K HDR動画 (24/25/30/60fps)
スローモーション (120fps)
インテリジェントウィンドフィルター
前面カメラ 8MP / F2.0 / 84°
プロセッサ Snapdragon 865
RAM+ROM 8GB+256GB
外部ストレージ microSDXC (最大1TB)
SIM Nano SIM + Nano SIM
(1スロットはSDカードスロットと兼用)
OS Android 10
バッテリー容量 4000mAh
外部ポート USB Type-C
3.5mmオーディオジャック
ワイヤレス充電
生体認証 指紋認証 (本体側面)
防水性能 IP65/68
通信 5G:Sub6のみ対応
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac/ax
MIMO 2×2
Bluetooth 5.1
サイズ 166 × 72 × 7.9mm
重量 181g
カラー ブラック / パープル / ホワイト
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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。