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Anker Soundcore Sleep A10 レビュー | 寝ながらでも耳が痛くならない睡眠用イヤホン、音楽再生もできるオールラウンダーが気に入った話

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夜、なんだか寝つきが悪くてすぐに眠れなかったり、家族のいびきなどの周囲の音でなかなか眠りにつけないという悩みをお持ちなら、睡眠用イヤホンが便利だ。

睡眠用イヤホンとは就寝時に使うことを想定したイヤホンのことで、ノイズキャンセリング機能を搭載していたり、一般的なイヤホンに比べて耳を痛めないように柔らかいイヤーピースが使われているなどの特徴があり、眠りを促すヒーリング音楽を流すことができる製品が多い。

睡眠用イヤホンは各社から様々な製品が発売しているが、今回Ankerから睡眠用イヤホン 「Soundcore Sleep A10」 を提供いただき、実際に使ってみることができたので、製品の詳細や使い勝手についてご紹介する。睡眠用イヤホンを探している人や、「Soundcore Sleep A10」 が気になっている人は、ぜひ参考にしていただきたい。

デザイン・仕様

Soundcore Sleep A10は、昨年10月にAnkerのオーディオブランド 「Soundcore」 から発売した睡眠用イヤホン。一般的な完全ワイヤレスイヤホンと同じような見た目をしているが、睡眠用ということで睡眠時に使いやすいように設計されているのが特徴だ。

上記は、イヤホン本体を普段から収納&充電しておく充電ケースだ。カラーはマットなホワイトが採用されていて、丸みを帯びたデザインや手のひらに収まるコンパクトサイズが採用されている。身近なものに例えると、石鹸のようなイメージだ。

ケースの背面には充電用のUSB-Cケーブルとペアリングボタンが用意されている。

ケースは中央下部から上にスライドさせることで蓋を開けることができ、イヤホン本体が収納されている部分にアクセスできる。ケース下部にはLEDライトが3つ搭載されていて、イヤホン本体のバッテリー残量をライトの点灯数で確認することが可能だ。

上記がイヤホン本体。睡眠用イヤホンということで、一般的な完全ワイヤレスイヤホンに比べると小さく、筆者の人差し指と比べると第1関節くらいまでのサイズしかない。重量も片耳わずか2.9gと軽量だ。

それぞれのユーザーにもっとも合った付け心地になるよう、それぞれイヤーチップは4種類、イヤーウィングは3種類用意されている。筆者はデフォルトでつけられていたイヤーチップとイヤーウィングがピッタリだったが、3〜4種類ものイヤーチップやイヤーウィングが用意されていることから、多くの人が自分の耳穴の大きさや形にピッタリと合わせることができるはずだ。

ベッドで横になってイヤホンを装着したことがある人なら、イヤホンが耳に押し付けられることで耳が痛くなった経験がある人もいるのではないだろうか。筆者も不眠に悩まされていたときに、普段から使っている完全ワイヤレスイヤホンをつけて寝ようと試みたことがあるのだが、1時間も経たないうちに耳が痛くなってきてしまい、使用を断念した経験がある。

しかし、Soundcore Sleep A10は小さくて軽量なサイズに加えて、Anker独自の2層構造のイヤーチップの採用により、圧迫感を最小限に抑えて耳に優しくフィットするよう工夫されているという。

実際に装着してみると、イヤホンが小さいことから耳穴の中にすっぽりとはまるようになっていて、耳への圧迫感はほぼない。イヤーピースの素材も柔らかくて気持ちよく、付け心地はかなり良いと感じた。

イヤーチップをめくってみると、確かに2層構造になっていることが確認できる。この2層構造が柔らかく心地よい装着感を実現しているということだ。

イヤホンをつけてベッドに寝たときはどうだろうか。筆者は横向きになって寝ることが多く、一般的なイヤホンをつけていると片方の耳が枕で圧迫されてしまい、すぐに痛くなってしまうのだが、Soundcore Sleep A10は耳穴の中にすっぽり収まる関係で横向きになっていても圧迫感が少なく、違和感なく眠ることができた。

それでいて耳へのフィット感はかなり高いようで、寝相が悪い筆者でもイヤホンが外れてしまうことなく朝を迎えることができている。

イヤホンの遮音性・ノイズマスキング機能について

家族のいびきが気になって眠れない、夜勤が多く昼間に寝るときに他の人の生活音が気になるといった事情がある人は、イヤホンの遮音性が気になるのではないだろうか。

Soundcore Sleep A10にはアクティブノイズキャンセリング機能は搭載されていないものの、2層構造のイヤーピースによるパッシブノイズキャンセリングと、周囲のノイズに特定のサウンドを重ねることで騒音を低減させるノイズマスキング機能により、睡眠を妨げる音を軽減してくれる。

アクティブノイズキャンセリング機能を備えたイヤホンほどの遮音性はないため、飛行機の中で使ったときにはさすがにエンジン音が聞こえてしまっていたが、自宅やホテルなどで寝るときに使用する分には、イヤーピースの遮音性だけでも十分に周囲のノイズを遠ざけることができているように感じた。

ノイズマスキング機能のために用意されているヒーリング音楽や環境音はかなりたくさんの種類が用意されていて、Bluetooth経由でスマートフォンに接続し、スマートフォン用アプリ 「Soundcore」 を通じて設定する。

この機能が個人的にはとてもお気に入りで、アプリ経由で自分の好きな音を設定しておけば、寝つきが悪いときにもリラックスして眠ることができる。筆者は焚き火の音や川のせせらぎの音などを睡眠用としてセットしているが、そのほかに集中用の音楽やリラックス音などが用意されているため、睡眠以外の用途での使用もオススメだ。

もし睡眠中にスマートフォンとイヤホンのBluetooth接続が切れてしまっても大丈夫。ヒーリング音楽や環境音はイヤホンに直接ダウンロードして使う仕組みになっていて、Bluetooth接続が切れてしまったとしても、音が流れ続ける仕様だ。

もちろん、イヤホンをつけたままでも時間どおりに起きることができるよう、Soundcore Sleep A10にはアラーム機能も完備されている。アラームの鳴り始めは音量は小さめで、徐々に音が大きくなる優しい起こし方になっているのも嬉しい点だ。

音楽再生用イヤホンとしても利用可能

Soundcore Sleep A10には、睡眠時にヒーリング音楽や環境音を流す 「睡眠モード」 のほかに、スマートフォンやPCと接続して音楽や動画を視聴できる 「音楽モード」 も搭載されている。睡眠用イヤホンとしても、音楽再生用の完全ワイヤレスイヤホンとしても使うことが可能だ。

睡眠モードと音楽モードの切り替えはアプリでできるほか、イヤホンの中央を2回タップすることで切り替えることもできる。ただし、筆者の使い方の問題なのか、イヤホンの2回タップは反応が悪く、スムーズに切り替えができないことが多いため、アプリで切り替えることをオススメする。

Ankerによると、本製品はSoundcoreブランドが展開する他のイヤホンに比べるとドライバーサイズは大きくないものの、音質についてはある程度こだわっているとのことだった。

実際に音楽を再生してみると、音は睡眠用イヤホンとは思えないくらいクリアで、音楽や動画なども十分に楽しむことができる。すべての音域の音がバランスよく聞こえるフラットな音質になっていて、どんな音楽でも自然な音で聞くことができるはずだ。

大音量で音楽を楽しもうと音量を上げると、楽曲によっては少し荒さを感じることもあるが、普段から使うイヤホンとしては十分な音質と言えるのではないだろうか。

音楽を聴きながら寝ることが多い人には、入眠時に自動で音楽モードから睡眠モードに切り替わる 「スマートスイッチ機能」 が便利。音楽再生も自動でストップしてくれる。

睡眠モニタリング機能も搭載

その他の機能として、Soundcore Sleep A10は睡眠時のモニタリングもできるようになっていて、入眠時間や起床時間、眠りの深さなどを記録する。上記が計測結果の画面で、浅い眠りや深い眠り、目覚めの3種類を計測していることが分かる。

ただし計測結果を見ると、本当に寝ている時間だけでなく、日中にイヤホンを使っている状態でも睡眠時として記録されていることがあるようだ。Ankerのサポートページによると、睡眠データはユーザーの動きをもとに計測する仕組みになっているようで、イヤホンをつけたままじっとしていたり、イヤホンをケースから出したままで長時間放置すると 「入眠した」 と判断されてしまう場合があるようだ。

Soundcore Sleep A10で記録できる睡眠データはあくまで参考程度として捉えておき、きちんとしたデータが欲しいならスマートウォッチやスマートバンドなどを使うことをオススメする。

イヤホン本体のバッテリー持ちは、音楽モードで最大6時間、睡眠モードで最大10時間。ケースでの充電も含めると、音楽モードで最大47時間、睡眠モードで最大80時間も使い続けることが可能だ。

イヤホン本体のバッテリー残量はアプリから確認できるほか、ケースのバッテリーは本体下部にあるLEDライトで確認できる。バッテリー持ちは比較的長めになっているため、毎日チェックする必要はないとは思うが、数日に1回はチェックしていざ使うときにバッテリー切れにならないように気をつけておこう。

まとめ

Soundcore Sleep A10は、本体の小ささや2層構造の柔らかなイヤーチップにより、寝ながら使っても耳が痛くなりづらく、睡眠用イヤホンとして十分に使うことができることがわかった。

筆者は仕事の関係で普段から不規則な生活になりやすく、寝つきが悪いときにはヘッドホンでヒーリング音楽などを流しながら寝ていたのだが、これだとヘッドホンのおかげで寝返りがうまくできず、夜中に一度起きてわざわざヘッドホンを外す必要があった。

Soundcore Sleep A10を使い始めてからは、寝返りも自由にでき、わざわざ夜中に一度起きる必要も無くなったため、以前よりもぐっすりと眠れるようになったと感じている。

また、本製品は睡眠用イヤホンとしてだけでなく、日々の音楽再生用イヤホンとしても使うことができ、1日を通してユーザーの生活をサポートしてくれる製品であることも注目ポイントだ。

もしあなたが睡眠に関する悩みをお持ちなら、Soundcore Sleep A10の導入を検討してみてはどうだろうか。

Soundcore Sleep A10は、Anker公式サイトAmazon.co.jp楽天市場などで12,990円(税込)で購入可能だ。

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Anker、Soundcore、Eufy、Nebulaは、アンカー・ジャパン株式会社またはその関連会社の商標または登録商標です。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。