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【レビュー】SoundPEATSのワイヤレスヘッドホン「A1 Pro」をチェック 同社初ワイヤレスヘッドホン「A1」の改良モデル

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イヤホン端子が廃止され、大きな話題となった「iPhone 7」シリーズの発売以降、イヤホンやヘッドホン市場では「ワイヤレス」が当たり前になりつつある。

ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンの良いところは、やはりケーブルに縛られないこと。ケーブルがあると動きが制限されたり、何かに引っ掛けて落としてしまったりすることがあるが、ワイヤレスはそのストレスがなく、とても快適に音楽や動画を楽しむことができる。

BeatsやBOSEなどの人気メーカーも最近はワイヤレス製品をメインに販売しているが、これらのメーカーの製品は1万円を超えてしまうことも多く、気軽に音楽や動画を楽しみたい人には少し不向き。

そんなユーザーにオススメなのが、SoundPEATSの製品。同メーカーはコスパの高いワイヤレスイヤホンを販売していることで有名だが、実はイヤホンだけでなくワイヤレスヘッドホンも販売していることをご存知だろうか。

今回、筆者はSoundPEATSから、同社初のワイヤレスヘッドホン「A1」の改良版に当たる「SoundPEATS A1 Pro」のサンプルをいただき、実際に音質やつけ心地を試すことができた。

結論から言うと、同社のワイヤレスイヤホンと同様、コスパの高さを実感することができたので、その詳細をレビューでお伝えしていきたいと思う。

「A1 Pro」の本体デザインをチェック

こちらが今回紹介する「SoundPEATS A1 Pro」の本体。「Beats Solo3 Wireless」のように丸く大きめなハウジングが特徴のワイヤレスヘッドホンだ。

「A1 Pro」は耳の上に乗せて使用するオンイヤータイプ。イヤーパッド(耳あて)の形状は、一般的なヘッドホンで採用されているカップ式とは異なり化粧道具のパフのような形状。耳を包み込む、というよりは耳に押し当てるタイプのヘッドホンとなっている。

イヤーパッドには黒のフェイクレザー(人工革)が使用されており、触るとフニフニと柔らかく、手触りはとても良い。また耳に当てた時にふんわりと当たるため、かなり気持ちいい。

実際に1ヶ月ほど試用してみたが、耳へのフィット感はそれなりに高いと感じている。ただし、フェイクレザーは磨耗に弱いため、長期間使用した時に破れたりしないかどうかが、個人的には心配になった。

また、オンイヤータイプであるため、何時間も装着していると耳が痛くなることも。そういう意味で、同ヘッドホンはどちらかというと長時間使用には不向きと言えるだろう。

ヘッドホンのバンド部分にはシリコンが使用されており、頭頂部にフィット。多少激しく動いたとしても、頭からズレることはないため、街中を歩きながら使うのも悪くはなさそう。ただし、さすがにランニングなど激しい運動をするためのフィット感は得られない。これは、SoundPEATSの商品説明にも書かれている通り。

本体デザインは全体的にコンパクト。折りたたんだり分解することはできないため、持ち歩くときは上記画像のような形状で持ち歩く必要があるが、製品自体がそれなりに小型なため、カバンに入れて持ち歩いてもそこまで邪魔にはならないだろう。

ちなみに、ヘッドホンの右ハウジング後側には再生コントロール用の各種ボタンが用意されている。ボタンはボリュームアップとダウンのふたつに、再生/停止のボタンがひとつ。この再生/停止ボタンは電源ボタンも兼ねられており、長押しでヘッドホンの電源オン/オフが可能だ。

音質はミドルクラスの中ではそこそこの評価

ここからは肝心な音質について。

まず、同ヘッドホンについて”前提”を話しておきたいのだが、SoundPEATSはハイエンドな製品を作るオーディオメーカーではなく、どちらかというとハイコスパ志向のメーカーである。つまり、”高くても良い音”を提供するメーカーとは異なり、”音と価格の両立”を目指した製品を作る企業であるということ。

実際、今回紹介する「A1 Pro」も、他社の高級ヘッドホンが持っているようなハイクオリティな音質は残念ながらもっていない。ただし、前述したように低・中価格帯の製品群の中では、高い音質であることは確かだ。

「A1 Pro」の音質はどちらかというとバランス型、低音や高音の強調もなく常にフラットな印象。そのため、クラシックだろうがロックだろうが、どんな音楽でも再生には向いていると言えるだろう。

また、この値段帯(5000円から1万円程度)のヘッドホンに特有な、音がヘラヘラしたり、迷子になるなどの不安定感は一切感じられなかった。そういう意味では、同価格帯のヘッドホンの中ではそれなりの実力があると考えていいのではないだろうか。

ただ使っていて少々気になったのは、低音の強い音楽の再生中に時々とても小さなノイズが走ることがあること。また、音はヘッドホンからとても近い距離感で鳴る印象があり、高級ヘッドホンのように奥行きを感じる音を得ることはできなかった。

総評すると、同ヘッドホンは中価格帯の中では優秀だが、どうしても高級ヘッドホンには負ける。高音質なヘッドホンを欲しい方は数万円を用意して高級ヘッドホンを選ぶべきで、「A1 Pro」はあくまでも「ミドルクラスの製品としての選択肢」として考えていただければと思う。

ここからは、「A1 Pro」の仕様について補足しておきたい。

まず対応するコーデックについてだが、「A1 Pro」は高音質「AAC」コーデックに対応しているため、iPhoneでも良音で音楽を楽しむことが可能だ。

また、「A1 Pro」にはマイクが内蔵されており、通話をする際にわざわざヘッドホンを外す必要がない。さらに、CVCノイズキャンセリング機能が搭載されているため、周囲の雑踏の音をいくらか消し去ることが可能、通話に集中することができる。

搭載されているバッテリーの容量は約500mAhなので、1時間もあれば充電は完了。それでいながら、再生可能時間は最大で25時間と結構長い。1度の充電で長く使うことができるため、ついつい充電を忘れてしまうほどだ。

高コスパを実現した「A1 Pro」

以上が、「A1 Pro」の特徴と使用感。もちろん、高級ヘッドホンに比べると性能はそこまで高くはないが、ミドルクラスの製品と比べると、コストパフォーマンスは優れていることは間違いないだろう。

もし、安くて性能がそれなりのワイヤレスヘッドホンを探しているなら、SoundPEATSの「A1 Pro」を選択肢に入れてみてはどうだろうか。

「A1 Pro」は現在Amazonで3,990円で販売されている。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。