TaoTronics TT-DL092 レビュー | 手元が明るく安定感抜群の多機能デスクライト。間接照明がわりにも便利

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リモートでも快適な作業環境を作りたいのですが、オススメの製品はありますかーー。こういった質問が、今年の春あたりから筆者に多く寄せられるようになった。

その原因は言わずもがな新型コロナによるリモートワークのためだと思うのだが、少なくとも多くの人が現在のデスク環境に悩みを感じているようだ。

もちろん、PCやディスプレイ、マウスといったPC環境を見直すのが真っ先に行う作業だろうが、もしそれらを完遂したなら、次はデスクライトを見直してみてはどうだろうか。

デスクライトを見直すことでPCでの作業の集中力が高まるだけでなく、目の疲れなども防止できるため作業できる時間数の増加にも繋がる。

もしあなたがそのフェーズにいるのなら、今月発売したばかりのTaoTronicsのデスクライト｢TT-DL092｣がオススメだ。

今回、TaoTronicsブランドを国内展開するサンバレージャパンから、本製品のサンプルを提供していただき、事前に試すことができた。デスク環境の改善を考えている方は、ぜひご一読いただきたい。

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様々な角度に調整可能、夜間ライトやタイマーなどの機能も充実

それではさっそく、｢TT-DL092｣を紹介していきたい。

本製品は大きな土台とアーム、ライトバーで構成された多機能デスクライト。白と黒を基調としたシンプルなモノクロデザインを採用しており、なるべくデスクに異物感を与えないようになっている。

本体サイズは長さ342×幅142×高さ415mm。本体重量は約2.4キロとデスクライトとしてはやや大きめ、重めかもしれないが、その分ドッシリ安定して置けるため安心して使うことができる。

アームの先にはLEDライトバーが用意されており、ここからデスクを照らす光を発することができる。使用されているLEDライトの数は96個と多く、照度3,200lux、最大950lm(ルーメン)でとても明るい。

アームは台座に対して左右それぞれ45°、上下110°で動かすことができる。アームの途中も中央からポッキリと折れるように180°曲がり、ヘッド部分にあたるLEDライトバーも左右それぞれ90°、上下230°曲がるようになっているので、アームが届く範囲であればどこでも好きな場所を直接照らすことが可能だ。台座部分がズッシリ重いこともあり、アームを完全に伸ばしきってもデスクライト自体がひっくり返る心配はない。

実際に使っているときの様子は以下。照度範囲が広くデスク全体を照らすことができただけでなく、フォワードビームテクノロジーという技術のおかげで影ができにくい。おかげで手紙やメモを書きやすく、デスクワークだけでなく勉強や読書などにも十分使用できそうだ。

このLEDデスクライトにはいくつか便利な機能が搭載されている。たとえば明るさの自動調節機能。部屋の明るさは太陽の動きで時間帯ごとに異なるものだが、｢TT-DL092｣に搭載されている環境光センサーと明るさの自動調節機能によって、常に好きな明るさを維持することが可能だ。

夜間ライト使用時

もちろんLED自体の明るさを細かく調節できる上に、照度範囲を自由に変更できるようになっているため、LEDのライトが目に直接当たらないようにできる。

タッチコントロールパネル

さらにLEDの色温度を白色系⇆暖色系に変更することも可能。そのほか夜間ライトモードやタイマー機能といったスマート機能も搭載されておりとても便利。タイマーは就寝前1時間だけ読書をするというように時間を決めて何かをする時に役立つかもしれない。

多機能ダイヤル

これらの機能はデスクライトの土台にあるダイヤルやタッチセンサー式のボタンで変更可能。最初はちょっと分かりづらいものの、数日使えば慣れてくるはず。

本製品の地味な魅力をいくつか紹介しておきたい。

まずはスマートフォンを充電できる拡張性。台座の後ろにUSB Type-Aポートが用意されていて、ここにUSBケーブルを接続することでスマートフォンを充電するステーションにすることもできる。電源が枯渇しがちなデスクにおいてこれは地味に便利。

そして柔軟に曲がるヘッドについて。｢TT-DL092｣のヘッド部分はグイッと天井方向にも向けられるため、間接照明のように使用することも可能。上記写真はiMacのうしろに｢TT-DL092｣を置いたものになるが、暖色系のライトによって、殺風景な部屋の一角も割とカッコよく演出できたのではないだろうか。