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Tile Mate レビュー。小型で色んなものにつけやすいスマートトラッカー、限定色メルローのリッチな色味もグッド

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鍵や財布などの無くしたら困る持ち物に取り付けることで、音を鳴らして場所を確認したり、万が一無くしてしまったときにもスマートフォンから位置情報を確認できる便利アイテム 「スマートトラッカー (紛失防止タグ) 」 。

誰でもスマートフォンを持っているのが当たり前になった現代において、紛失防止タグの注目度は徐々に上がってきており、今や多くの企業が独自のスマートトラッカーを展開している。

そのなかでも老舗メーカーとして有名なのが 「Tile」 。最新の2022年モデルはMate・Pro・Slim・Stickerの4モデルが展開中だ。

今回、Tileから 「Mate (2022)」 を提供いただき、実際に使ってみることができた。提供いただいたカラーは、今年1月に発売した限定カラーの 「メルロー」 ということで、おしゃれなデザインにも注目しながら、本製品の特徴や使い方などについて紹介したい。

デザイン

今回レビューする 「Mate (2022)」 は、Tileの最新モデルの中ではスタンダードモデルにあたる製品。スマートトラッカーの基本的な機能を備えつつ、鍵やバッグなどに取り付けやすいコンパクトサイズを実現している。

本体サイズは6 × 35 × 35mm。キーホルダーと同じかそれよりも小さいくらいのサイズ感なので、取り付けたときに邪魔に感じることはない。本体左上には大きめの穴が空いていて、リングやナスカンなどを取り付けることができる。

本体はIP67相当の防水に対応していて、雨に濡れてしまっても故障しないようになっている。バックパックなどに付けて使うことを想定していても安心だ。

注目していただきたいのが今回提供いただいたMate (2022) のカラー。「メルロー」 という限定カラーで、名前のとおり、赤ワインに使われるブドウの品種にインスピレーションを受けたものになっている。

スマートトラッカーというと白黒でシンプルなデザインの製品が多い中、Tileは複数のカラーを用意しているほか、人気アニメなどのキャラクターが描かれたデザインの製品も販売している。デザインにこだわりたい人はTileの製品を購入するのがオススメだ。

本製品の中央、「Tile」 の文字が描かれている部分はボタンになっていて、初期設定時に使用するほか、音を鳴らしたり、止めたりするのに使用する。具体的な使い方については後述する。

ちなみに、今回紹介しているMate (2022) は電池交換ができないモデルになっていて、電池持ちは約3年と案内されている。要は使い捨てモデルということだ。

せっかくお気に入りのカラーやデザインの製品を選んでも、約3年で電池が切れて使えなくなってしまうのはもったいないと感じた人は、少しサイズは大きくなってしまうが、電池交換ができる上位モデルのPro (2022) を購入することをオススメする。

どんな機能が使える?

Mate (2022) は、スマートフォンとBluetoothで連携することで各機能を利用できるようになる。連携には 「Tile」 アプリとTileのアカウントが必要になるため、はじめてTile製品を使う人は、アプリのダウンロードとアカウント作成をしておこう。

Mate (2022) で利用できる機能は、主に3つ。Mate (2022) 本体から音を鳴らす機能と、Mate (2022) からスマートフォンを鳴らす機能、そして万が一Mate (2022) を取り付けた持ち物を落としてしまったときに、最後にスマートフォンと通信した場所をアプリ内地図に表示したり、最新の位置情報を通知してくれる機能だ。

Mate (2022) にはスピーカーが内蔵されていて、アプリから 「探す」 ボタンをタップすればMate (2022) からメロディが鳴り、鍵や財布などの持ち物を音を使って探すことができる。

もうすぐ出発しないといけないのに、家の鍵をどこに置いたか分からなくなってしまったーーー、そんな緊急事態でも、慌てずアプリを開いて 「探す」 ボタンをタップすれば、Mate (2022) から軽快なメロディが流れて場所を教えてくれる。筆者はしょちゅう物を紛失するため、この機能はとても役に立っている。

逆にMate (2022) が手元にあるのに、スマートフォンをどこに置いたか分からなくなってしまったときには、Mate (2022) の中央のボタンを2回押しすることで、Mate (2022) 側からスマートフォンを鳴らすことができる。

もし、Mate (2022) を取り付けた持ち物をどこかに落としてしまったときにはどうすれば良いのか。

Mate (2022) にはGPSは内蔵されていないため、スマートフォンと離れてしまうとBluetooth通信ができなくなり、リアルタイムでの位置情報は取得できなくなってしまう。一応、アプリ内の地図から最後に持ち物を検知した位置情報を確認することができるが、それでも見つからなかったら諦めるしかないのか。

実はTileの製品は 「Tileネットワーク」 というものに対応しており、他のTileユーザーが紛失したTile製品の近くを通りかかると検知し、最新の位置情報を持ち主のアプリに通知してくれる。

持ち物を紛失した際には、アプリから該当の持ち物を選択し、「見つかったら通知」 → 「完了」 をタップすれば、この持ち物が紛失物としてマークされ、位置情報を検知した際に通知を受けることができる。運が良ければこの通知から持ち物にたどり着くことができるはずだ。

(画像:Tile)

また、常時Tile製品を検索する 「Tile アクセスポイント」 というものも街中に設置されている。たとえば、後部座席に 「MoT後部座席タブレット」 を搭載しているタクシーは動くアクセスポイントとなっており、これらのタクシーが紛失物の電波を拾ってくれる。

日本では、東急線や東京メトロなどの主要駅にもアクセスポイントが設置されており、紛失物が駅の窓口に届けられた際にTileとアクセスポイントが自動で接続し、持ち主に位置情報を通知してくれる。東京メトロでは、窓口に忘れ物が届けられた後、飯田橋駅構内のお忘れ物総合取扱所に届けられるとのことだ。

ちなみに、Tile製品を使っていると 「Tile ネットワーク」 に自動的に登録され、他の人の紛失物の通知にスマートフォンが利用されることになるが、この通信はクラウド上で完全に匿名で通信されており、個人情報が流出することはないので安心していただきたい。

さらにTile製品では、持ち物から離れたときに通知が来るように設定したり、30日間のロケーション履歴を確認できる、有料の 「Premiumサービス」 が利用できる。

Premiumサービスはサブスクリプション制となっていて、月額360円、もしくは年額3,600円で利用可能 (いずれも税込) 。30日間のお試し期間も用意されているため、試してみたい人はアプリマーケットから申し込みを。

まとめ

Mate (2022) は、小さくて失くしやすい持ち物を音で探したり、万が一紛失してしまってもTile ネットワークによって探し出すことができる可能性がある便利アイテムだ。

幸いにもまだ一度も自宅外で紛失したことがないため、本製品の能力を最大限に体験できたことはないものの、スペック上ではスマートトラッカーとしての機能は十分で、サイズも小さくどんな持ち物にもつけやすいなど使い勝手も良い。初めてスマートトラッカーを使うという人にもオススメできる製品だ。

ただし、本製品は電池交換ができないタイプの製品となっていて、約3年間で電池がなくなってしまった場合に、新しい製品を購入し直す必要がある点には気になる人もいるだろう。その場合は、電池交換に対応するハイスペックモデル 「Pro (2022) 」 を購入していただきたい。

Mate (2022) の価格は3,980円(税込)。Tileダイレクトストアをはじめ、Amazon.co.jpやSoftBank SELECTION オンラインショップなどで購入可能だ。

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(当サイトで使用している画像は、いずれも正しい形での引用を行うか、各権利者に許諾を得て掲載しています。)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。