AppleのクックCEO、10年以内の引退を示唆。ARはAppleにとって 「非常に重要」 とも

かのスティーブ・ジョブズ氏の死去後、約10年ちかくAppleを牽引してきたティム・クック氏が、米メディアのインタビューの中で、「Appleからの引退」 について言及した。

具体的な引退時期については現時点では決めていないとしながら、10年以上先にAppleのCEOを続けていることはないと思う、と発言している。

ティム・クック氏、インタビューで10年以内の引退を示唆

同旨の発言は、現地時間5日に公開されたThe New York Timesの 「Apple’s C.E.O. Is Making Very Different Choices From Mark Zuckerberg」 と題されたインタビューにて行われている。

このインタビューは、ユーザーのプライバシーに配慮したAppleのフレームワーク 「App Tracking Transparency」 に強行に反対するFacebookについて、ティム・クックCEOの見解を求めるなどした記事だ。

クックCEOは、このフレームワークがFacebookに与える影響について問われたことに対して、 「Facebookについてはフォーカスしていないため、分からない。」 と回答。さらに 「FacebookがAppleのことを競合他社として読んだ」 ことに対して、 「幾らかの部分については競合しているかもしれないけど、最大の競合相手かと問われたならその答えはノー。私たち(Apple)はソーシャルネットワーキングビジネスではない。」 とコメントしている。

そしてティム・クックCEOが今後10年以上先もAppleの経営を続けているかと尋ねたところ、「多分それはないと思う。」 と答えている。

「(いまのこのタイミングを)素晴らしく感じている」 とした上で、「具体的な時期についてはまだ決めていないものの、10年以上という期間は長く、おそらくあと10年以上も先にはいない。」 とコメント。10年以内の引退を示唆した。

クックCEOの年齢は現在60歳。もしこれから10年も最前線の仕事を務め続けるとなると70歳となる。それまでAppleのCEOを務めるのはそう簡単なことではないはず。しばらくはCEOとして留まるようだが、近い将来、引退する日がやってくるだろう。

ティム・クックCEOは後継者について言及はしていないものの、米メディアBloombergによれば、Appleは以前より後継者探しを行なっており、現在COOを務めているJeff Williams氏を最有力候補として考えていると伝えている。

今回のインタビュー内で、AppleのCEOをしていなかったら何をしていたかとの質問に対しては、「Appleのことがとても好きなので、Appleなしの生活を想像することはできない。」 とし、「私はいまを全力で走り続けることを考えているので、これから走らなくなることを考えてはいない。私がここにいなかったらということを、知るよしはないだろう。」 とコメントしている。

そのあとインタビュワーは 「きっと休暇に行くでしょうね。」 と発言したあと、クックCEOは声をあげて笑うなど終始和やかな雰囲気の中、インタビューは終了している。

ちなみにインタビューでは、AppleとARの将来に関する発言がクックCEOからあった。ARはさまざまな分野で活用されるとし、Appleの将来にとって非常に重要な役割を果たすと発言している。

具体的な製品などは示唆しなかったものの、最近、AppleはARグラスやMRヘッドセットなどいくつかのAR製品の開発に関する噂があがっている。

数ヶ月以内にAR製品に関する何らかの対面式の発表会が予想されているように、AppleはARに関する大きな発表を控えているフシがある。果たしてどんな製品を計画しているのか、今後のAppleの動きに注目が集まる。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。