TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX2 レビュー | M1 Macでも複数ディスプレイに画面出力できるドッキングステーション

(画像:フォーカルポイント)

フォーカルポイントは、新型USB-Cドッキングステーション 「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX」 シリーズのクラウドファンディングを開始した。

「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX」 シリーズは、小型ボックスサイズでありながら最大18種類のポートを拡張できるUSB-Cドッキングステーションで、M1 Macでも複数ディスプレイ表示に対応できるのが大きな特徴だ。

本シリーズには、17-in-1を実現した 「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX1」 と、SSDも内蔵可能な18-in-1を実現した 「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX2」 の2モデルが用意されている。

今回、このうちの 「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX2」 のプロトタイプをフォーカルポイントからお借りし、実際の使い心地や詳しい仕様についてチェックすることができた。

「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX2」 のデザイン・仕様について

上記が今回お借りした 「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX2」 のプロトタイプ。USB-CケーブルでMac/PCのUSB-Cポートに接続することで、18ものポートを拡張できるドッキングステーションだ。

ドッキングステーションには電源供給が必要なものと不要なものがあるが、本製品は電源供給が必要なタイプ。同梱されてくる電源アダプタを接続して使用する。

(画像:フォーカルポイント)

本体は箱型で、一般的なドッキングステーションよりも高さはあるものの、設置部分は約73 × 125mmと意外とコンパクト。2020年に一般発売した 「ALMIGHTY DOCK CS1」 と本体部分のみで比較した場合、1:1.58と1.6倍の設置面積で済んでいるとのこと。

本製品をディスプレイ下に配置したい人のために、サンプル機の高さを計測してみたところ、約58mmだった。まだプロトタイプということで変更される可能性もあるため、60〜65mmくらいはスペースがあると安心だ。ちなみに、Studio Displayの画面の下には問題なく配置することができた。

筐体にはアルミニウムが採用されているほか、側面には放熱スリットが設けられているため、内部に熱が篭りにくい設計になっている。ただし、実際に14インチMacBook Proに本製品を接続して外部ディスプレイに映像を出力したり、たくさんのデバイスを接続して数時間作業してみたところ、本体が少し熱くなっていたため、本体を触るときには注意していただきたい。

背面側のポート類

本製品のポートは表側と背面側の両方に分けられて配置されており、頻繁に抜き差しするようなポートは表側、HDMIなど一度接続したらしばらくそのままにすることが多いポートは背面側に配置されている。常に接続しっぱなしのケーブルが前に出てくると邪魔になるので、利便性を考えたスマートな配置になっていると言えるだろう。表面・背面のポート配置は以下。

▼ 表面

  • マイク端子 ×1
  • オーディオ端子 ×1
  • SDカードスロット ×1
  • microSDカードスロット ×1
  • USB-C 3.2 Gen 1 ×1
  • USB-A 2.0 ×1
  • USB-A 3.2 Gen 1 ×3

▼ 背面

  • USB-C PD 3.0 ×1 (Mac/PCとの接続用)
  • USB-C PD 3.0 ×1
  • USB-A 2.0 ×3
  • HDMI 4K ×1
  • HDMI フルHD ×2
  • イーサネット ×1

M1 iMacで画面出力中

注目は、背面側にある3つのHDMIポート。これらのポートを使うと、外部ディスプレイへの映像出力が制限されているM1チップ搭載Macでも最大3台までのマルチディスプレイ環境を構築することが可能だ。

3つのポートのうち、最大フルHDで出力できる2つのHDMIポートを使うにはDisplayLinkドライバのインストールが必要。ドライバはDisplayLink公式サイトから入手可能だ。

HDMI (フルHD) ポートで接続した画面の解像度

実際に、M1チップ搭載のMacBook Airに本製品を接続して、3台の外部ディスプレイに映像を出力してみた。4K出力ができるのは1ポートのみで、残り2ポートはフルHD出力にはなるものの、元が1枚が上限だったことを考えればディスプレイを2枚以上拡張できるだけでもデスク環境は大きく改善することが可能だ。

ちなみにフレームレートは4K出力の場合は最大30Hz、フルHD出力の場合は最大60Hz。4K/60Hzでの出力はできないのでここは注意が必要だ。

本製品はUSB-Cポート搭載のiPadでも利用可能だが、iPadではDisplayLinkドライバが必要なHDMIポート (フルHD出力の2ポート) は使用できない。iPadの画面を出力するには 「HDMI 4K」 と書かれた4K対応のHDMIポートを使おう。

Mac/PCと接続するためのUSB-Cポート (製品には 「To Host」 と記載) は、USB PDに対応。電源からは100Wの電力が供給されていて、本体の電力に7.5Wを使用するため、接続デバイスには最大92.5Wで給電可能だ。

当たり前だが、他のUSB-CポートやUSB-Aポートからイヤホンやスマートフォンなどを充電するとさらに出力が低くなるので、Mac/PCを急いで充電したいときには気をつけていただきたいが、スペック上は14インチMacBook Proもフルスピードに近い速度で充電できる性能となる。

同梱物一覧

ちなみに、Mac/PCとの接続には同梱のUSB-Cケーブル (約80cm) が使用できるが、長さが足りなければ他のケーブルを使うことも可能。その場合はUSB PDに対応したケーブルを使うようにしよう。

(画像:フォーカルポイント)

USB-Aポートは合計7つ搭載されていて、このうちの3つがUSB-A 3.2 Gen 1対応、残りの4つがUSB-A 2.0対応だ。

USB-A 3.2 Gen 1の方は最大5Gbpsのデータ転送に対応するため、こちらをスマートフォンやUSBフラッシュと接続してのデータ転送用として活用し、USB-A 2.0の方はキーボードやマウスなどのデバイスの有線接続や、周辺デバイスの充電用として活用すると効率的だ。

USB-Cポートは前面と背面に1つずつ搭載されている。このうち、前面にあるのがUSB-C 3.2 Gen 1対応ポートで、最大5Gbpsの高速データ通信が利用可能。ポータブルSSDでのデータ転送などにオススメだ。

そして、裏面にあるのがUSB-C PD 3.0対応ポート。データ転送速度は前面のUSB-Cポートと同じ最大5Gbpsだが、こちらはUSB PDに対応するため、USB-C経由で充電するデバイスを接続して高速充電するのに適している。

SDカードスロットとmicroSDカードスロットは、最大2TBまでのSDカード/microSDカードに対応。データ転送速度は最大104MB/sで、実際に転送速度をチェックしてみたところ、READが83.9MB/s、WRITEが77.4MB/sとなった。カメラで撮影した写真をMac/PCに取り込むには十分なスピードだと言えるだろう。

また、本製品にはSSDエンクロージャも搭載されていて、本体天面のフタを取り外すと内部にSSDを取り付けられる。

SSDはM.2インターフェイスに対応していて、2280/2260/2242/2230の各サイズに対応。差込口は、B KeyおよびB&M Keyタイプに対応する。SSD本体は同梱されてこないため、適合する市販の製品を購入して使っていただきたい。

ちなみに、写真だとSSDエンクロージャのフタの色味が本体と若干違うように感じられるかもしれないが、これは量産時には改善される見込みであるとのことなので安心していただきたい。

「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX2」 を使ってみた感想

今回、「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX2」 を実際に使ってみて、個人的に気に入ったのがコンパクトな本体サイズ。ドッキングステーションというと横長で置き場所に困る製品も多々ある中、本製品は箱型でポートが積み重なるように配置されているため、最低限のスペースで設置できてデスクを広々と使うことができる。

ポートの配置もよく考えられていて、使い勝手の良いポートが前面にまとめられているのも嬉しいポイント。ケーブルが長く、配線がごちゃごちゃしやすいHDMIやイーサネットなどのポートは全て背面側にあるため、ケーブルが作業の邪魔をすることもない。

さらにSSDを内蔵できたり、M1 Macでも最大3台までの画面出力に対応するなど、ユニークな特徴を備えているのも大きな魅力だ。画面出力に関しては、解像度が最大4K/30fpsであることと、3ポートのうち2ポートはフルHDでの出力になってしまうのが少し残念ではあるが、4K出力にこだわらなければ活用方法は色々とあるはずだ。

「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX2」 は、現在GREEN FUNDINGでプロジェクトが実施中。今なら通常の30%オフの18,480円 (税込) で購入可能だ。また、SSDエンクロージャを搭載しない 「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CX1」 も同じくGREEN FUNDINGから購入できるため、自分の求める作業環境に適したモデルを購入していただきたい。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。