Twilio、ソフトバンクと提携し ｢クラウド音声通話サービス｣ 提供開始。国内全域の固定電話番号で利用できる、導入工事は不要
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(画像：Twilio)
5月18日、Twilio Japanはソフトバンクと提携し、国内全域の固定電話番号 (0AB-J番号) で利用できるクラウド音声通話サービスを、2022年5月19日にの提供開始すると発表した。
これまでTwilioは、国内向けクラウド音声通話サービスとして、050番号サービスや、着信者に通話料が課金される0120／0800番号 (トールフリー番号) サービスを提供してきたが、広く認知されている固定電話番号は、高い信頼性が求められる企業に加えて政府や自治体などから強い需要があり、また、固定電話番号は市外局番から始まる番号であるため、顧客対応業務において地域性を重視する企業などのニーズにも対応できる。
イメージ図 (画像：ソフトバンク)
Twilioは、Twilioのクラウドコミュニケーションプラットフォームとソフトバンクの固定電話網を接続し、総務省から認定を受ける形で固定電話番号で利用できる今回のクラウド音声通話サービスを提供。TwilioがAPIを通して提供するため、導入企業や自治体などは、ビジネスチャットツールやオンライン会議システム、コンタクトセンターで活用している自社のアプリケーションなど、さまざまなサービスやアプリケーションに組み込んで利用することが可能だという。
サービスの導入には、電話機の設置や通信回線の引き込み工事などは不要。従業員のリモートワークなどにおける定常的な利用に加えて、突発的に多くの問い合わせが発生する、災害やイベント時などに回線数を追加して利用するなど柔軟な運用もできる。従来の固定電話サービスを今回のクラウド型のサービスに置き換えることで、PBXの高額なメンテナンス費用が不要になる。
このクラウド音声通話サービスは、Twilioのウェブサイトやパートナー企業を通して提供される予定。また、ソフトバンクは本サービスの提供に合わせてTwilioとパートナー契約を締結。ソフトバンクが扱う各種法人向けサービスと、Twilioのコミュニケーションサービスを組み合わせて、企業や政府、自治体に今回のサービスを提案していくとしている。
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