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Twitter、サードパーティ製Twitterクライアントを禁止に。契約者規約を変更

今月13日より、サードパーティ製Twitterクライアントが使用できない問題が発生しており、世界中のユーザーが困惑しているが、これについてTwitterはサードパーティ製クライアントアプリを禁止する方針であることを明らかにした。

海外テックメディアEngadgetによると、Twitterは現地時間19日に開発者向けドキュメント 「開発者契約」 を改定した。

今回の改定では 「ライセンス対象マテリアルを使用して、Twitterアプリケーションの代替または類似のサービスもしくは製品を作成すること、または作成を試みること。」 の条文を新たに追加している。

同規約の施行が徹底されるなら、今後サードパーティ製クライアントアプリはすべて排除されることになる。

(画像:Twitter)

前述したとおりすでに一部のクライアントアプリはTwitterからブロックされているが、これについてTwitterは “長年施行しているAPIルールを徹底している” とコメントしており、どのルールに抵触していたのかを明らかにしていなかった。今回の開発者契約の改定によりその根拠が示されたわけだが、当然ながらこの ”あと出しジャンケン” には不満の声が上がっている。

また、現時点ではサードパーティ製クライアントが完全排除されているわけではないが、将来的にはすべてのサードパーティ製クライアントが利用できなくなる可能性も出てくる。もしそうなれば、今後Twitterは公式アプリあるいはWEBブラウザ版を利用する以外に選択肢は無くなることになる。

Twitterが、これまで長らく許可していたサードパーティ製クライアントを突如排除する方針に転換した理由は、おそらくTwitterの収益が芳しくないことに原因があるとみられる。Twitterは何十億ドルもの負債を抱えている状態で収益改善を目指している中、サードパーティ製クライアントは広告の表示ができないなどTwitterにとって有益なサービスではないと判断された可能性がある。

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