Xperia 1 IV レビュー | ペリスコープレンズで光学ズームが一段と進化。遠くの被写体も画質劣化なしで撮影可能

今年6月、ソニーのフラッグシップスマートフォン 「Xperia 1 IV」 が各キャリアで発売した。

Xperia 1 IVは、従来モデル同様にカメラ性能に焦点を当てたモデルとなっていて、本格的な光学ズームレンズを含む3眼カメラが搭載、ソニーのデジタル一眼カメラ 「α (アルファ)」 シリーズでお馴染みのリアルタイム瞳AFなどが利用できるのが大きな特徴だ。

今回、ドコモから「Xperia 1 IV SO-51C」 の実機を数週間お借りし、機能や性能を詳しくチェックすることができたので、レビューとしてご紹介したい。

本体デザイン

「Xperia 1 IV」 は、2021年に発売した 「Xperia 1 III」 の後継モデルにあたる製品。今回お借りした実機はブラックカラーのモデルだ。

本体サイズは約165×71×8.2mm、重量は約187gと先代モデルとほぼ同じ。画面にはアスペクト比21:9の縦長6.5インチ有機ELディスプレイを搭載している。

実際に本体を持ってみると本体はかなり縦長になっていて、片手だけで持って操作するのは少し難しくなっている。片方の手で本体を支えながら、もう片方の手で画面を触る両手式の持ち方・触り方がもっとも安定するはずだ。

先代モデルと同様、画面の解像度は4K (1644×3840) で、HDRや最大120Hzのリフレッシュレートに対応。相変わらずの美しい画面でゲームや映画などのコンテンツを楽しむことができる。

また、今回の新型モデルでは、画面輝度が従来比で50%向上したことにより、屋外などの日差しが強く眩しい場所でも画面がハッキリ見えるようになった。外でのアクティビティが多くなってくるこれからの季節でも安心だ。

背面にはフロスト仕上げが施されたガラス素材が採用されていて、光の当たる角度によって背面のカラーがほんのり変化する。背面ガラスには高耐久のCorning Gorilla Glass Victusも採用されているため、見た目と実用性を両立したデザインと言えるだろう。

本体右側面には、音量調節ボタンと電源ボタン、下部の方にカメラ撮影時に使用するシャッターボタンが搭載。電源ボタンには指紋認証センサーが組み込まれていて、本体を握るように指紋を認証できる。

本体上部には3.5mmオーディオジャックが搭載。有線イヤホン/ヘッドホンが使用可能だ。

本体下部には充電/通信用のUSB-CポートとSIMトレイが搭載。SIMトレイはnanoSIMとmicroSDカード(最大1TBまで)が挿入可能だ。ちなみに、「Xperia 1 IV」 はeSIMにも対応するため、nanoSIMとeSIMの両方を使うことでデュアルSIMで利用することも可能だ。

また、今回は端末をお借りしてのレビューだったので検証はしなかったが、本体はIPX5/8の防水性能を有している。プールなど水回りでの使用や、うっかり飲み物をこぼしてしまっても水没の危険性が低くなっていて安心だ。

カメラ性能

Xperia 1 IVは、背面に3眼カメラ+3D iToFセンサーを搭載している。カメラの構成は超広角+広角+望遠で、いずれも画素数は12MPとなっている。写真の撮影は 「Photography Pro」 というアプリから可能だ。

3つあるカメラの中でもっとも注目していただきたいのが望遠カメラ。高速イメージセンサー (120fps読み出し) を備え、85-125mmの全域で光学ズームに対応するペリスコープレンズを搭載したことで、高精度なAF/トラッキング性能や4K/120fpsでのビデオ撮影を可能にしている。

光学ズームは85mmと125mmの切り替え式ではなく、85-125mmの間を自由に設定できる可変式。実際に望遠カメラで遠くの被写体を撮影してみると、自分の好きな倍率で撮影できてとても便利だ。また、光学手ぶれ補正も搭載されているため、最大ズームでの撮影時にも手ブレが発生せず、鮮明な写真が撮影できる。

以下、実際に筆者が撮影した写真をいくつかご紹介。

超広角カメラで撮影

広角カメラで撮影

望遠カメラ(85mm)で撮影

望遠カメラ(125mm)で撮影

広角カメラで撮影

広角カメラで撮影

広角カメラで撮影

人物や動物を撮影することが多い人は、「リアルタイム瞳AF」 が便利。ソニーの一眼レフカメラ 「α」 シリーズでもお馴染みの機能で、シャッターボタン半押しで、秒間60回のAF演算によってリアルタイムで瞳にピントを合わせ続けてくれる。

人の撮影にはもちろん便利だが、特に有用だと感じるのが動物を撮影するとき。気まぐれなペットたちのシャッターチャンスをベストな状態で撮影するには必須機能と言えるだろう。

また、写真だけでなく動画撮影も進化を遂げていて、すべてのカメラで4K/120fpsでの撮影に対応できるほか、動画専用アプリ 「Videography Pro」 でスマートフォンで撮影したとは思えない高クオリティな動画が撮影可能だ。

前面には12MPの自撮り用カメラが搭載されている。先代モデルから解像度と暗所性能が向上したことで、暗い場所でもノイズが少なく、綺麗な自撮り写真を撮影可能だ。

パフォーマンス

Xperia 1 IVはSoCに 「Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform」 を搭載しており、RAM容量は12GB、メモリ容量は256GBとなっている。

実際にどれほどの性能になっているのか、ベンチマークアプリを使ってベンチマークスコアを計測してみた。計測にはAnTuTuベンチマークとGeekbench 5を使用している。

結果は上記のとおりで、国内で販売されているスマートフォンの中ではかなり高性能という結果になった。フラッグシップモデルということで、画像編集アプリや3Dゲームアプリなど重めのアプリを動かす場合でも、カクつきなどを心配する必要はないだろう。

人気ゲームアプリ『原神』をXperia 1 IVでプレイしてみた。画面が横に広いので全体的にゲーム画面が見やすく、高性能なSoCのおかげでプレイも安定していた。また、Xperia 1 IVは最大240Hzの高速タッチ検出のおかげで操作時の反応がよく、アクションゲームも快適にプレイ可能だ。

ちなみに、ゲームプレイ時にはアシスト機能の 「ゲームエンハンサー」 で、ゲームプレイ時に邪魔になりがちな通知をオフにしたり、ナビゲーションバーを非表示にするなどの設定が可能。自分の好きなスタイルでゲームが楽しめるので、ぜひ細かく設定して最適な環境でゲームをプレイしていただきたい。

まとめ

今回、Xperia 1 IVを実際に触ってみて、やはり驚いたのはカメラ性能の高さ。昨今のスマートフォンはカメラ性能がどんどん上がっているが、ソニーは 「α」 シリーズで培った技術があるからか、その性能は他のスマートフォンよりも一歩先を行っている印象を受けた。

また、フラッグシップモデルということで処理性能も高く、メッセージやSNSなどの日常から頻繁に使用する軽めのアプリはもちろん、3Dゲームなどの重めのアプリでもストレスなく利用できることから、多くのユーザーのニーズに応えてくれるはずだ。

ただし、本体価格が少しお高めで、ドコモオンラインショップでの販売価格は190,872円(税込)。一括払いでの購入は少しためらってしまう人が多いかもしれない。

分割払いで 「いつでもカエドキプログラム」 を利用すれば、23ヶ月目に機種を返却することで合計負担額は110,352円となる。また、23ヶ月目に到達する前に他の機種に乗り換えた場合は、早期利用特典として13~23ヶ月目までの支払いから毎月1,100円が割引されるため、より本体価格を安くすることが可能だ。購入の際にはぜひ活用していただきたい。

ソニーやSonyおよび、これらの商品名、サービス名およびロゴマークは、ソニーまたはその関連会社の登録商標または商標です。

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。