【比較】Xperia 1 IV・Xperia 10 IVをスペック比較。買うべきはどっち?

Xperia 1 IV

5月11日、ソニーは新型スマートフォン 「Xperia 1 IV」 と 「Xperia 10 IV」 を正式発表した。

この2機種は 「Xperia 1 IV」 がフラグシップ、「Xperia 10 IV」 がミドルシップという位置付けとなり、画面性能やカメラ性能、内蔵プロセッサ性能など各機能に性能差が設けられている。

そこで、当記事では 「Xperia 1 IV」 と 「Xperia 10 IV」 のスペックを比較し、両モデルにどれほどの違いがあるのかを確認してみた。購入を検討する際には、ぜひ活用していただきたい。

本体サイズ

Xperia 10 IV

まずは、「Xperia 1 IV」 と 「Xperia 10 IV」 の大きさと重さを比較してみる。

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
本体サイズ 約71×165×8.2mm 約67×153×8.3mm
重量 185g
(5Gミリ派対応モデル: 187g)
161g

「Xperia 1 IV」 の本体サイズは約71×165×8.2mm、一方の 「Xperia 10 IV」 は約67×153×8.3mm。「Xperia 1 IV」 の方が画面サイズが大きいこともあり、本体サイズもわずかに 「Xperia 1 IV」 の方が大きい。

本体重量は、「Xperia 1 IV」 が185g (ミリ波対応モデルは187g)、「Xperia 10 IV」 が161gで本体の大きさに比例するように 「Xperia 1 IV」 のほうが大きくなっている。

ポータブル性を重視するならば本体サイズが小さく、重量も軽いに越したことはないが、とはいえ両者の違いはほとんどないレベルとも言えるため、両者のサイズ・重量差についてはあまり考慮する必要はなさそうだ。

画面性能

「Xperia 1 IV」 と 「Xperia 10 IV」 の画面性能について比較する。

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
画面サイズ 6.5インチ 6インチ

まず画面サイズは 「Xperia 1 IV」 が6.5インチ、「Xperia 10 IV」 が6インチで、「Xperia 1 IV」 のほうが画面サイズは大きく、映画やドラマ、ゲームなどのコンテンツへの没入感は高い。

また、写真の撮影や現像・編集などをするにはやはり画面が大きいほうが便利なので、0.5インチの違いしかないものの 「Xperia 1 IV」 に軍配が上がる。

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
画面 有機EL 有機EL
解像度 4K HDR
(1644×3840)
フルHD+
(1080×2520)
リフレッシュレート 120Hz 60Hz

画面の質はどちらも有機ELだが、解像度は 「Xperia 1 IV」 が4K HDR (1644×3840)、「Xperia 10 IV」 がフルHD+ (1080×2520)、リフレッシュレートも前者は120Hz、後者は60Hzと違いがある。画面の性能はスマートフォンの使い勝手に大きく影響するため、妥協したくない方はハイエンドらしい性能を持つ 「Xperia 1 IV」 を買うのがオススメ。

カメラ性能

Xperia 10 IV

「Xperia 1 IV」 と 「Xperia 10 IV」 は、どちらも背面にトリプルカメラが搭載されていて、カメラ構成も広角・超広角・望遠と同じだ。

このうち、広角カメラは両モデルとも1200万画素だが、超広角カメラと望遠カメラが異なる。具体的には 「Xperia 1 IV」 が超広角・望遠ともに1200万画素なのに対し、「Xperia 10 IV」 は超広角・望遠ともに800万画素となっている。さらに 「Xperia 1 IV」 のみに、被写体までの距離を瞬時に測定して高速・高精度AFを実現する 「3D iToFセンサー」 が搭載されている。

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
アウトカメラ トリプルカメラ
超広角: 1200万画素 (16mm)
広角: 1200万画素 (24mm)
望遠: 1200万画素 (85-125mm)
3D iToFセンサー
トリプルカメラ
広角: 1200万画素 (16mm)
超広角: 800万画素 (27mm)
望遠: 800万画素 (54mm)

Xperia 1 IV

3つのカメラの中で、最も注目すべきは望遠カメラ。「Xperia 10 IV」 の望遠レンズは54mmであるのに対し、「Xperia 1 IV」 の望遠はスマートフォンとして世界で初めての光学ズームレンズとなっている。これまでの望遠レンズは70/105mmの可変式望遠カメラだったが、それぞれの距離はデジタルズームでカバーしていた。しかし、「Xperia 1 IV」 の望遠は85-125mmの距離で光学ズームによる可変が可能になり、3.5倍~5.2倍の望遠レンジでより綺麗な写真が撮影できるように。撮影できる写真のバリエーションが多いのはやはり 「Xperia 1 IV」 だろう。

ちなみに、被写体の微細な質感を忠実に再現する 「ZEISSレンズ」 は 「Xperia 1 IV」 のみの搭載となっている。

背面カメラでプロ級の映像を撮影したいなら、断然 「Xperia 1 IV」 がオススメだ。本格的な動画撮影機能 「Videography Pro」 が搭載されていて、撮影環境に応じてフォーカスや露出、ホワイトバランスなどの設定を素早く直感的に調整できる。瞳AFやオブジェクトトラッキングによって、背景の移り変わりなどのシーンでも被写体にフォーカスを合わせ続けることができる。

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
インカメラ シングルカメラ
1200万画素
シングルカメラ
800万画素

前面カメラの性能も両モデルで異なっていて、「Xperia 1 IV」 が1200万画素なのに対し、「Xperia 10 IV」 は800万画素。綺麗で印象的なセルフィーを撮影したいなら 「Xperia 1 IV」 を選ぶべきだ。

プロセッサ性能

搭載SoCは、「Xperia 1 IV」 が 「Snapdragon 8 Gen1 Mobile Platform」 、「Xperia 10 IV」 が 「Snapdragon 695 5G」 。

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
SoC Snapdragon 8 Gen1 Mobile Platform Snapdragon 695 5G Mobile Platform

「Snapdragon 8 Gen1 Mobile Platform」 は、Qualcommが2021年12月に発表した次世代モバイル向けチップセット。CPU、GPUともに先代から20〜30%性能向上しており、スマートフォン向けゲームも快適にプレイできる。

「Xperia 10 IV」 に搭載される 「Snapdragon 695 5G」 はミドルスペックのスマートフォンが搭載するSoCであるため、性能は 「Snapdragon 8 Gen1 Mobile Platform」 にやはり劣るところがある。

3Dゲームをプレイしたり、各ソフトがサクサク動作して欲しい場合には 「Xperia 1 IV」 を購入するのが最もベストだろう。一方で動作にわずかなもたつきがあったとしても許容できるようなら、「Xperia 10 IV」 でも必要十分と言えるだろう。実際、ミドルクラスのスマートフォンで満足できるユーザーはかなり多い。

メモリ&ストレージ容量

RAM (メモリ) 容量は、「Xperia 1 IV」 が12GBで、「Xperia 10 IV」 が6GB。「Xperia 1 III」 の容量が2倍となっている。

ストレージ容量は 「Xperia 1 IV」 が256GBで、「Xperia 10 IV」 が128GB。海外では512GBモデルの取り扱いもあるが、国内キャリアから販売されるモデルは128/256GBとなっている。

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
RAM 12GB 6GB
ROM 256GB 128GB

RAM容量は同時に開けるアプリの数に、ストレージ容量は保存する写真やアプリの数などに関係するため、どちらも多ければ多いに越したことはない。

ただし、あまり写真やアプリを入れることがない方にはストレージ容量はそこまで重要ではないなどユーザーによって事情が異なるため、自分の使い方をもう一度振り返ってみていただきたい。ちなみにストレージ容量に関してはmicroSDカードを使うことで補うことが可能なので、この点はお忘れなく。

バッテリー容量・充電機能

Xperia 10 IV

バッテリー容量は、「Xperia 1 IV」 「Xperia 10 IV」 のどちらも5,000mAhの大容量バッテリーが搭載されている。

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
バッテリー 5000mAh 5000mAh

ソニーは両デバイスのバッテリー持ちを明らかにしていないため、たとえ同じ容量でもプロセッサやカメラなど内部の部品によって消費電力が異なる可能性があるが、基本的に5,000mAhもあれば、一般的な使い方なら丸1日はバッテリーを保たせることができるはず。

つまり、今回はどちらのデバイスを購入するかを選ぶ上で、バッテリー容量を気にする必要はほとんどないと言えるのではないだろうか。

それよりも重要なのは、急速充電とワイヤレス充電への対応有無。「Xperia 1 IV」 はワイヤレス充電と急速充電の両方に対応しているが、「Xperia 10 IV」 は急速充電のみに対応している。しかも、「Xperia 10 IV」 は18Wでの充電が最大入力となるのに対して、「Xperia 1 IV」 は最大30Wの入力をサポートする。バッテリーもちに悩まされたくない方は 「Xperia 1 IV」 を購入するのが良いかもしれない。

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
ワイヤレス充電 ×
急速充電 最大30W 最大18W
いたわり充電

通信規格 (5G・Wi-Fi)

Xperia 1 IV

「Xperia 1 IV」 と 「Xperia 10 IV」 はどちらも5Gに対応するが、「Xperia 10 IV」 はSub6のみであるのに対して、「Xperia 1 IV」 はSub6に加えてミリ波にも対応する。

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
5G Sub6
ミリ波
Sub6

Sub6は6GHz未満の周波数帯を利用する方式で、4G通信の延長に近いが代わりに広いエリアをカバーすることに長けたものになる。対するミリ波は直進性が強く障害物に弱い側面があるものの、低遅延の超高速通信が混雑した場所でも利用できるという特徴がある。

上記理由から、理論上は 「Xperia 10 IV」 のほうが快適に通信できるということになる。ただし5Gの提供エリアはまだまだ限られていることを考慮すると、当面はSub6対応モデルのみで十分事足りるとも言えるだろう。

Wi-Fi性能については、「Xperia 1 IV」 はIEEE 802.11ax (Wi-Fi 6) に対応しており、「Xperia 10 IV」 はIEEE 802.11ac (Wi-Fi 5) に対応する。もちろん自宅に設置するルーターがWi-Fi 6に対応している必要があるものの、もしWi-Fi 6対応ルーターがあるのなら 「Xperia 1 IV」 を選びたいところ。Wi-Fi 6はWi-Fi 5に比べて1.4倍以上高速に通信できるため、8K/4Kの動画も視聴することが可能だ。

防水・防塵性能

  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
防水・防塵 IP65/68 IP65/68
カバーガラス Corning Gorilla Glass Victus Corning Gorilla Glass Victus

防水・防塵性能は 「Xperia 1 IV」 「Xperia 10 IV」 どちらも変わらずIP65/68相当。ちなみにディスプレイ上のガラスパネルについても米CorningのGorilla Glass Victusを使用しており、落下への衝撃に強く設計されているため、耐久性能については両者にほぼ違いはないと言えるだろう。

取扱キャリア

「Xperia 1 IV」 「Xperia 10 IV」 は、どちらもドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアにて取り扱われる予定。

「Xperia 10 IV」 については上記3キャリアにUQモバイルも加わり、合計4社で販売されることになる。

取扱キャリア
Xperia 1 IV Xperia 10 IV
ドコモ/au/ソフトバンク ドコモ/au/ソフトバンク/UQモバイル

カラーラインナップ

「Xperia 1 IV」 のカラーラインナップは、グローバルではブラック、アイスホワイト、パープルの3色展開となっている。

国内キャリアでは、ドコモがブラック、アイスホワイト、パープルの3色、auはブラックとアイスホワイトの2色、ソフトバンクはブラックのみの展開。パープルをラインナップするのは、ドコモのみとなっている。

「Xperia 1 IV」 カラーラインナップ
グローバル ・ブラック
・アイスホワイト
・パープル
ドコモ ・ブラック
・アイスホワイト
・パープル
au ・ブラック
・アイスホワイト
ソフトバンク ・ブラック

「Xperia 10 IV」 のカラーラインナップは、グローバルではブラック/ホワイト/ミント/ラベンダーの4色。

国内キャリアではドコモとauがブラック/ホワイト/ミント/ラベンダーの4色展開、ソフトバンクはブラック/ホワイト/ミントの3色展開となっている。

「Xperia 10 IV」 についてはUQモバイルでも取り扱われ、カラーラインナップはドコモ、auと同じ4色展開となっている。

「Xperia 10 IV」 カラーラインナップ
グローバル ・ブラック
・ホワイト
・ミント
・ラベンダー
ドコモ ・ブラック
・ホワイト
・ミント
・ラベンダー
au ・ブラック
・ホワイト
・ミント
・ラベンダー
ソフトバンク ・ブラック
・ホワイト
・ミント
UQモバイル ・ブラック
・ホワイト
・ミント
・ラベンダー

価格/発売日

各キャリアでの販売価格(税込)は以下の表のとおり。現時点ではXperia 1 IVの価格のみが案内されている状態で、Xperia 10 IVの価格は各社未定となっている。

Xperia 1 IVとXperia 10 IVの価格
  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
価格 (税込) ドコモ:190,872円
au:192,930円
ソフトバンク:199,440円
未定

Xperia 1 IVのドコモオンラインショップにおける機種代金は190,872円(税込)で、「いつでもカエドキプログラム」 で23か月目に返却する場合の実質負担額は110,352円となる。

auオンラインショップにおける機種代金は192,930円(税込)で、「スマホトクするプログラム」 で13ヵ月目~25ヵ月目に返却する場合の実質負担金は111,090円となる。

ソフトバンクオンラインショップにおける機種代金は199,440円(税込)で、「新トクするサポートなら超おトク」 で25ヵ月目にソフトバンクに機種を返却する場合の実質負担額は99,720円となる。

なお、auでは 「Xperia 1 IV」 予約キャンペーンを実施する。 「Xperia 1 IV」 を発売前日までに予約し、7月31日までに購入し、キャンペーンサイトへアクセス&応募した方にau PAY残高10,000円相当(不課税)を還元する。キャンペーンの特典の付与は8月下旬以降に行う。

発売日は、「Xperia 1 IV」 が2022年6月3日、「Xperia 10 IV」 は7月上旬以降を予定している。

スペック表で比較

Xperia 1 IVとXperia 10 IVを比較
  Xperia 1 IV Xperia 10 IV
画面サイズ 6.5インチ 6インチ
画面 有機EL 有機EL
解像度 4K HDR
(1644×3840)
フルHD+
(1080×2520)
リフレッシュレート 120Hz 60Hz
本体サイズ 約71×165×8.2mm 約67×153×8.3mm
重量 185g
(5Gミリ派対応モデル: 187g)
161g
SoC Snapdragon 8 Gen1 Mobile Platform Snapdragon 695 5G Mobile Platform
RAM 12GB 6GB
ROM 256GB 128GB
外部ストレージ microSDXC (最大1TBまで) microSDXC (最大1TBまで)
アウトカメラ トリプルカメラ
超広角: 1200万画素 (16mm)
広角: 1200万画素 (24mm)
望遠: 1200万画素 (85-125mm)
3D iToFセンサー
トリプルカメラ
広角: 1200万画素 (16mm)
超広角: 800万画素 (27mm)
望遠: 800万画素 (54mm)
インカメラ シングルカメラ
1200万画素
シングルカメラ
800万画素
バッテリー 5000mAh 5000mAh
ワイヤレス充電 ×
急速充電 最大30W 最大18W
いたわり充電
生体認証 指紋認証 指紋認証
5G Sub6
ミリ波
Sub6
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax IEEE802.11a/b/g/n/ac
防水・防塵 IP65/68 IP65/68
充電端子 USB Type-C USB Type-C
カラー ・ブラック
・アイスホワイト
・パープル
・ブラック
・ホワイト
・ミント
・ラベンダー
価格 (税込) ドコモ:190,872円
au:192,930円
ソフトバンク:未定
未定
発売時期 2022年6月3日 2022年7月上旬以降

(画像:ソニー)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。