Zenfone 9 レビュー | コンパクト&高性能を実現した使いやすさ重視の最新モデル

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ASUS JAPANは、最新SIMフリースマートフォン 「Zenfone 9」 を11月4日(金)に国内発売する。

「Zenfone 9」 は、片手で操作できるサイズ感ながらハイエンドモデルの性能を実現した先代モデル 「Zenfone 8」 の機能を継承しつつも、新たな機能を盛り込むなどアップデートを遂げた最新モデルだ。

発売に先駆け、ASUS JAPANから実機をお借りし、Zenfone 9の使用感などをチェックすることができたので、当記事でご紹介したい。

デザイン

Zenfone 9は、先代モデルと同じ5.9インチの画面を搭載しつつも、本体サイズを小型化したことでより片手操作がしやすくなった新型モデルだ。

前面いっぱいに広がるディスプレイや左上の前面カメラを避けるように設けられたパンチホールなど、おもて面のデザインは先代モデルからほとんど変わらなかったが、大きな変化があったのが側面と背面のデザイン。

先代モデルは側面が少し丸みをおびたデザインをしていたが、Zenfone 9は角が立ったフラットなデザインに。グリップ力が増して、本体が持ちやすくなった。

本体上部・下部や側面には、各種ボタンなどが配置されている。本体上部には、昨今廃止されがちな3.5mmイヤホンジャックが搭載されており、右側面には音量ボタンと新規搭載となるZenTouchボタン、本体下部にはUSB-CコネクタとSIMスロットが搭載されている。

ZenTouchボタンは電源ボタン+指紋認証センサー+タッチセンサーの3つの機能を備えた新しいボタン。指紋認証はかなり高速で、画面の電源をつけると同時に認証が完了していることも多く、スムーズに画面操作を始められる。

ちなみに、生体認証は指紋認証と顔認証の2種類に対応している。顔認証はマスクやメガネをつけていてもストレスなく認証可能だ。

ZenTouchボタンはタッチセンサーの機能も有していて、上下にスワイプして通知をチェックしたり、ウェブページを上下にスクロールできるなどの便利な機能を備えている。当てはめられる機能は設定アプリから設定可能だ。

背面は先代モデルとは異なり、ポリカーボネートとポリウレタンで実現した指紋のつきにくい新しい素材が採用されている。指でなぞると、和紙を触っているような独特な触り心地をしているのが特徴だ。ググッと指を押しつけるとわずかに弾力も感じられる。

先代モデルは背面がツルツルしていて滑りやすく、ケースなしで使うと落としそうになることがあったが、同素材を採用したことでグリップ力が増して、ケースなしでも安心して使えるようになった。

本体カラーはミッドナイトブラック、ムーンライトホワイト、スターリーブルー、サンセットレッドの4色で、今回はこのうちのスターリーブルーをお借りした。ちょっとくすんだ色合いが落ち着いた雰囲気を醸し出すオシャレなカラーだ。

  Zenfone 8 Zenfone 9
本体サイズ 148×68.5×8.9mm 146.5×68.1×9.1mm
重量 169g 169g

本体サイズは、高さ146.5mm × 幅68.1mm × 奥行き9.1mm。先代モデルに比べてわずかに奥行きは増えたものの、高さと幅が小さくなったことで、より片手操作がしやすくなった。よく 「子どもの手みたい!」 と言われる筆者の小さな手でも、画面の上から下まで楽に操作することができる。

また、片手操作をする上で便利なのが、背面のダブルタップ操作。スクリーンショット撮影や懐中電灯の起動、音声録音などの様々な機能を当てはめることができるため、自身の使い方に応じて好きな機能を登録していただきたい。

ちなみに本体重量は先代モデルから変わらないため、重さはそのままで本体サイズだけ小さくなった形。

また、本体は耐久性も高くなっており、CorningのGorilla Glass Victusでディスプレイを保護するほか、IP65/68相当の防水・防塵に対応する。落下や水没による故障は発生しにくくなっているはずだ。

画面性能

Zenfone 9には、HDR10+に対応した5.9インチの鮮やかなAMOLEDディスプレイが搭載されている。解像度は2,400×1,080ピクセル (445ppi) 、アスペクト比は20:9、最大輝度は1,100ニト。

リフレッシュレートは最大120Hz、応答速度も1msと高速で、動きの激しいゲームなども快適にプレイできる。

スリープ時に日付や時刻などを画面に表示し続ける 「Always-on Panel」 機能にも対応。同機能は設定アプリからオンにすることで利用可能だ。

パフォーマンス

Zenfone 9は、SoCにQualcomm Snapdragon 8+Gen 1を搭載。最新のSoCということで高性能を実現しているほか、ヒートパイプに代えてベイパーチャンバーを新たに採用するなど、冷却システムを改良したことで、より高いパフォーマンスで動作できるようになった。

Geekbench 5のスコアは、シングルコアスコアが1321、マルチコアスコアが4224で、グラフィック性能を示すOpenCLのスコアは6604となった。

AnTuTuベンチマークの結果は、CPUスコアが257584、GPUスコアが464310で、総合スコアが1074305となった。

前述の最新SoCと改良された冷却システムのおかげで、重めのアプリや3Dゲームアプリを起動しても動作の重さを感じることはほとんどない。もちろん普段の操作も快適で、小型スマートフォンとは思えない処理性能を実現している。

カメラ性能

Zenfone 9は、背面に広角+超広角のデュアルカメラ、前面にシングルカメラを搭載。いずれのカメラもオートフォーカスに対応している。

背面カメラの画素数は、広角カメラが5000万画素、超広角カメラが1200万画素。広角カメラには6軸ジンバルモジュールが搭載されており、ブレが少なくハッキリとした写真が撮影できる。

超広角カメラは広大な景色をダイナミックに撮影したり、集合写真で大人数をカメラに収めることができるほか、4cmのマクロ撮影にも対応。デュアルカメラを駆使すれば、さまざまな写真が撮影できる。

以下、筆者が撮影した写真を作例として掲載しておく。

Zenfone 9のカメラUIは片手でも操作できるように調整されていて、良いロケーションがあったらパッとポケットからZenfone 9を取り出してすぐに撮影できるようになっている印象。

メイン画面に表示される撮影モードは、自由に並べ替えたり、いらない機能を非表示にしたりと柔軟なカスタマイズができる。非表示にしたモードは 「その他」 に格納されて、よく使う機能だけがメイン画面に表示される仕組みだ。

Zenfone 9には新たな撮影モードとして 「ライトトレイルモード」 が搭載。滝の水の流れを白い糸状に撮影したり、星や車が動く軌跡を線上に撮影できる (現時点ではまだベータ版として提供) 。

また、先述の6軸ジンバルモジュールによって、アクションカメラのような揺れのない動画を撮影できる。ジンバルやアクションカメラを別途使わずとも、滑らかで映画のような映像が撮影できるため、日常のビデオ撮影がとても楽しくなること間違いなし。

前面カメラは、1200万画素のシングルカメラを搭載。オートフォーカス性能が高く、フォーカスが合いにくい被写体にもしっかりとピントを合わせることができるため、暗い場所での撮影やペットとの自撮り写真なども問題なく撮影できるはずだ。

バッテリー・充電

小型スマートフォンは本体の小ささから、バッテリー容量が少なくバッテリー持ちが悪いイメージがあるかもしれないが、Zenfone 9は4,300mAhもの大容量バッテリーを搭載しているおかげで、長時間のバッテリー駆動を実現している。

4,300mAhというと、他社製スマートフォンのハイエンドモデルとほぼ同じくらいの容量で、一般的な使い方なら日中バッテリー切れに悩まされることはほとんどない。

また、Zenfone 9は最大30Wの急速充電に対応していて、あっという間に充電を完了できる。朝起きたときに充電のし忘れに気づいたとしても、家を出発するまでにある程度まではバッテリーを充電できるはずだ。

スピーカー

Zenfone 9はスピーカー性能にもこだわっている。本体上部と下部に1つずつ合計2基のスピーカーを搭載しており、本体を横向きにして動画などを視聴することで、臨場感のあるステレオサウンドを楽しめる。

音量を上げても音割れすることがなく、気持ちの良い音を楽しめる。スマートフォン本体から音を出してゲームをプレイすることが多い人は、日々のゲームプレイがより楽しくなるはずだ。

低音やボーカルを強調したいなど音質をカスタマイズしたい場合は、イコライザー機能 「オーディオウィザード」 で調整可能。自分で細かく設定するのはもちろん可能だが、細かい設定が面倒ならプリセットで設定することも可能。映画を見るなら 「シネマ」 、ゲームをプレイするなら 「ゲーム」 のように、プリセットを切り替えるだけでそれぞれのシーンに応じた音質に調整できる。

また、Zenfone 9はハイレゾ音源の再生にも対応する。ハイレゾ音源の再生は、プリインストールされている 「NePLAYER for ASUS」 アプリを利用すればOKだ。対応イヤホンやヘッドホンを持っている人はぜひ利用していただきたい。

まとめ

Zenfone 9を実際に触ってみて感じたのが、やはり小さい端末は使いやすいということ。昨今はどのスマートフォンもハイエンドモデルは大型化をたどっているが、小型のZenfone 9は取り回しがしやすい。

スマートフォンをポケットに入れて持ち運ぶとき、スリムタイプのパンツを履いていると、大きいスマートフォンだとポケットからはみ出てしまったり、座ったときに邪魔に感じることがあるが、本体が小さいとしっかりとポケットに収めることができ、座ったときも違和感を感じることが少ない。

画面を操作するときも、わざわざ左手で持って右手で操作するのではなく、利き手で手軽にひょいひょいっと操作できるのが小型モデルの魅力。特に混み合っている電車の中などでの操作は圧倒的に小型モデルが便利だ。

本体が小さくても性能はハイエンド級で、どんな操作をしていても動作の重さを感じることがなく、3Dゲームを高画質でプレイすることも可能。バッテリー持ちが長く、防水・防塵やおサイフケータイにも対応するなど、メインのスマートフォンとして十分に使用できるクオリティだ。

コンパクトサイズでなんでもできるスマートフォンをお探しなら、ぜひ 「Zenfone 9」 を選んでみてはどうだろうか。

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(当サイトで使用している画像は、いずれも正しい形での引用を行うか、各権利者に許諾を得て掲載しています。)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。